大学院第一回研究倫理教育

2019年4月27日(土)の午後に、本年度の第一回研究倫理教育を実施しました。
本学の大学院生全員が対象です。
講師は、昨年に引き続き、有江文栄先生にお願いしました。
有江先生は国立精神・神経医療研究センターのトランスレーショナル・メディカルセンター倫理相談・教育研修室長でいらっしゃいます。

まず吉田副学長からお話がありました。

「研究倫理の話は、毎年聞くことが大切です。皆さんの今年の研究は、今日の倫理講演を聞くことで始まるという意識を持ってください。」

続いて、有江先生の講演がありました。
演題は「責任ある研究者―研究倫理の基本と責任ある行動―」でした。

倫理審査を申請する際の具体的な留意点について、踏み込んだ話をしていただきました。

質疑応答では、院生から現在取り組んでいる研究に関する質問が出されました。
「授業の効果研究を行う場合、インフォームド・コンセントはいつ取得したらよいのか」
「障害を持つ方のご家族に面接調査を行う場合の、倫理的な留意点は何か」
有江先生から、具体的な助言をいただくことができました。

 

 

院生の皆さんには、倫理教育講演の内容を自分の研究に引き付けて、責任ある研究者として行動していただきたいと願っております。