2025年2月17日(月)TUJのJapanese for Job-hunting(担当 山口麻子先生)の授業で「日本企業で活躍するためにはー就活を踏まえてー」というテーマで授業をしてきました。
企業で求められる能力は「コミュニケーション能力」が第1位。そういう調査結果があります。これは日本人の場合も、外国人(日本語非母語話者)の場合も同じ結果です。日本人でも職場でコミュニケーションをとるのが大変なのですから、留学生のみなさん、あまり心配しすぎないでください、などと話しました。
<授業後テンプル大学の学生さんと 山口先生:前列左から2番目、筆者:3番目 >
外国語(日本語)を使って仕事をすることに不安に思う留学生もいました。でも、TUJのみなさんは、すでに日本語をしっかり学び、日本の生活に適応しています。
そういうことは強みですよ!みなさん、自信をもって積極的にコミュニケーションをとってください。日本企業でも、外国人とのコミュニケーションについて考える研修をしているんですよ、
と言うと驚いていました。
「いいよ、大丈夫」って言われたとき、これはどういう意味?どうする?などと動画を見ながら話してもらいました。
使用動画は、経済産業省と制作したもので下記のものです。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLcRmz7bR5W3kCaWuRjnba0HVNwg4BPqsk
「Easy Japanese for Work(しごとのにほんご)」では、さまざまな職場で日本語を用いて仕事をしている外国人(日本語非母語話者)や職場を紹介しています。
(使用教材https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/tv/easyjapaneseforwork/skit14.html)https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/ondemand/video/2078014/ (NHK WORLD)
レクチャーの感想は次のとおりです。少しご紹介します。
・近藤先生のレクチャーを通じて、新たに知ったことは、日本企業においては、日本語を母語とする日本人であっても、社内で円滑なコミュニケーションが取れない場合があるという点です。そして、日本の企業が特に重視しているのは、単なる語学力ではなく、コミュニケーション能力そのものであると理解しました。
・今回のレクチャーを通じて、日本のビジネス文化に対する理解が深まり、とても有意義な時間でした。特に、実際の職場で役立つ情報が多く、すぐに実践できる内容だったので今後も意識して活用したいです。また、NHK Worldの「Easy Japanese for work」のようなリソースを活用することで、さらに実践的な日本語を学ぶことができると感じました。将来、日本で働くサイにスムーズに適応できるように、これからも努力したいと思います。
就活や働くことについて心配はあるけれど、みんなの個性をいかして、協働の精神(他者とともに働くという気持ち)を忘れずに、これからも前向きに努力していきましょう。
人間文化学部 日本語日本文学科
大学院文学研究科
日本語教育センター
近藤彩