アメリカ インターン体験 【学生レポート】

英コミ4年 互さんからのレポートです。

インターンについて

コロラドにある小さな町の小学校兼、幼稚園で5日間インターンシップをした。このインターンシップでは日本人らしい謙虚さや遠慮は忘れ、アメリカ人らしくなろうと思っていた。   学校では先生方に自己紹介をし、みなさん明るく話しかけてくれた。ボランティアスタッフのカードをもらい、体育の授業に参加した。初めは日本のゲームを紹介してほしいと言われていたが、どろけい、だるまさんが転んだ、氷鬼、ハンカチ落としなどの似たようなゲームがアメリカにもたくさんあったため、Club soccerというアメリカのゲームをした。カニのような体制のまま行うサッカーである。ボールはサッカーボールではなく大きくて柔らかいソフトボールを使用した。音楽の授業ではクリスマスコンサートで発表する曲を練習していた。ダンスやジェスチャーつきの歌が多く、子供たちの表現力に驚かされた。のりのりで歌う子がほとんどだがその中でも控えめな子もいた。日本と同様で、さまざまな子供たちがいた。    2日目は幼稚園のクラスのお手伝いをした。指にインクをつけ紙皿に色を付け、リースのようなものを作った。自宅に帰ってからクリスマスツリーに飾るということだった。生徒たちは積極的に話しかけてくれた。指でスタンプを押す作業の中で、多くの色を混ぜてしまう子がいる一方で、とてもきれいに作れる子もいた。同じクラスの中でも全員が同じことをしているのではなく、時間を区切りそれぞれのタスクをこなしていた。本を読む学習をしていたり、パソコンを使用していたりと、それぞれが自立して学習をしている、日本では見ることのできない光景だった。小さい子はたくさんハグをしてくれた。感謝の気持ちを述べるために、ハグをするようにと先生が生徒に伝えていた。日本では言葉だけで終わってしまうだろうと思った。 3日目は、障害のある子たちのクラスに行き、クリスマスツリーにつけるオーナメント作りを手伝った。先生が生徒に向かって、わたしがどこから来たと思うかを質問してくれた。多かった答えはChineseだった。アジア人ということを認識していることに驚いた。また、ハワイから来たと答えた生徒もいた。ハワイにはたくさんのアジア人がいるイメージなのだということにびっくりした。余った画用紙で鶴を折ってあげたところ、とても興味をもっていた。 4日目は、すべての学年が集まりローテーションをし、ものづくりやホットチョコレートを飲むイベントをした。すべてはクリスマスツリーのオーナメント作りだ。最初のプランだと、私のブースでは折り紙をする予定だったが、あまりに生徒の数が多く教えきれなかったので、ほかのブースのお手伝いをし、雪だるまやスノーフレークのリース作りをした。生徒の数が多かったのでさすがに疲れてしまった。日本の生徒とは違い、アメリカの生徒は積極的に手をあげて助けを求めた。 

最終日は図書館で本の読み聞かせをした。クリスマスシーズンだったのでクリスマスツリーやサンタさん、クリスマスソングに関する絵本だった。数日かけて読み聞かせの練習をした。生徒にきちんと伝わるか心配だったが、最後まで楽しそうに聞いてくれ、本に対する質問をすると、みんなで答えてくれた。今でも楽しそうな子供たちの顔が浮かんでくる。また、私に対して質問の時間をもうけると、日本語でのあいさつやクリスマスの過ごし方について質問をしてくれた。   終わりに、留学中に感じたアメリカの学生の授業での積極的さ・発言の多さは、幼い頃から培われたものだと再認識した。日本での常識が通用しない環境で、現地の環境に適用することは本当に難しいことだと思う。どうしてもいつもの癖でお辞儀をしてしまいそうになった。アメリカの職場は日本の職場よりストレスが少ないように思える。しかし、その反面、実力主義なところが強いので自分にムチを打ちながら頑張らないとレベルアップはできないのだろうと思う。私も社会に出るうえで、アメリカ学生の積極的さ・発言の多さを少しでも自分に取り入れ、今まで経験してきたことを活かしていけたら良いと思う。