2023年度新任教員研修

日時:2023年3月25日(土)13:00~15:55、学園本部館 中会議室
対象:2023年度新規入校者
参加者:20名
内容:
2023年度4月着任予定者を対象に、本学の建学の精神・理念を踏まえた教育の特色および制度についての理解を深めることを目的として新任教員研修が行われた。
【前半】
1.「本学のFD活動について」
緩利誠 FD 推進委員長より、FDとは教育の質的向上を目指して、大学教員の教育能力を高めるための組織的な取り組みのことであり、本学のFD 活動の3つの柱として①FD講演会(6月21日)及びFDサロン(10月4日)、②授業改善アンケート/FDアンケート及び改善報告書 、③学科・センター内FD/研究科・専攻内FD、について説明された。①について、今年度のテーマが「高大接続を視野に入れたアクティブ・ラーニングの深化」であり、新任者は講演会及びサロンへの参加が必須であることについても言及された。

2.「教学全体にかかわる取り組みについて」
清水裕教務部長より、①方針と心構え(本学の教育目標、カリキュラムツリーとカリキュラムマップ 、夢を実現させる7つの力、本学の特色:世界・社会・未来と繋がる、授業に関する心構え)、②「授業運営に関する取り決め事項」から授業運営上の留意事項(出欠確認、補講の方法、成績評価、試験レポート)、③UP SHOWA (学生ポータルサイト)、④学修ポートフォリオ 、⑤教学IR 、⑥個人情報の取扱いについて説明された。

3.「学生の進路・キャリア支援体制について」
伊藤純キャリア支援部長より、①キャリア支援の方針(昭和学園の中期方針、本学独自のキャリアデザインポリシー 、次世代リーダー育成の観点を重視した質の高いキャリア支援、学生の主体性を尊重したキャリア支援の重要性)、②進路動向の現状(「アニュアルレポートP9―11」)、③キャリア支援活動(キャリア教育、社会人メンター制度)について説明された。最後に「学生主体であっても学生から“離れない”支援」が強調された。新任者から「社会人メンターの教員推薦の有無」について質問があった。

【後半】
4.「本学の入試・学生募集等について」
松田忍アドミッション部長より、①アドミッション部の役割:入試(一般入試と年内入試)、広報(各学科PR案内)、②アドミッション・ポリシーについて、③入試選抜の全体像 と入試業務(入試の種類とスケジュール、④新任教員への依頼事項:入試問題作成と採点・監督・判定原案の作成等)、広報業務(オープンキャンパス、授業見学会・出張講義、大学案内・学科HP)について説明された。

5.「学生支援・クラス運営について」
田村圭介学生部長より、①学生部・学生支援課の役割 、②方針:学生「管理・規律」から学生「支援」へ、③CA制度の定義、④学生部三室(保健管理室、学生相談室、障がい学生支援室)について、⑤ チームで支援することの重要性、⑥学生からの相談内容等の守秘義務(公開型/非公開型「学生記録」)、⑦キャンパスハラスメント、⑧学寮研修について説明された。新任者から「学生記録について、学科で共有してもよいかと事前に学生に尋ねた方がよいか」「障がい学生の個別の支援内容の決め方」「障がい学生支援において、成年者でも保証人の意向を確認するのか」との質問が出た。

6.「国際交流・留学について」
井原奉明副学長(グローバル推進担当)より、本学の特徴である「世界とつながるグローバル教育」について、①昭和ボストンの特徴および有効性について、②TUJとの相互取り組み(スーパーグローバル、教室外での学びの機会、単位互換プログラム)、③海外協定校と留学生の受け入れ状況について、④長・短期留学の状況について、⑤ダブル・ディグリープログラムについて、⑥S-GLAP(渡航留学しない学生への国際交流機会)、⑥CIE(国際交流センター)について説明された。

7.「本学の研究支援について」
吉田昌志副学長(研究担当)より、①学内の研究費(教員研究費、研究助成金、科研費奨励金、海外学会発表支援助成金)、②学外研究費(科研費助成事業、受託研究、共同研究、研究助成金等)、③研究支援(倫理審査委員会、動物実験委員会等)について説明された。さらに前年度までの研究業績、今年度研究テーマの入力締め切り等が示されたほか、研究支援に関する相談窓口、研究倫理教育(グリーンブックの熟読とeAPLINの受講等)、学科のメンター教員についても伝えられた。新任者から「教員研究費の査定について」「eAPLINの受講について」「追加の業績の扱いについて」質問があった。

終了後の希望者のみに行う予定であった構内案内は、悪天候のため全員に対するアナウンスにとどめた(人事部とグリーンホール、教学支援センターの位置確認のみ)。
事前に昼食を4人一組のグループ単位で摂っていただいたこともあり、終始和やかな雰囲気にて研修が進められた。
以上