こんにちは!私は2025年度の夏休みを利用してボストンサマーセッションに参加しました。このプログラムは1か月間で英語を学び、さらに自分が興味を持った各フォーカスグループに分かれて学修することができます。私はアメリカに行くなら根幹となる文化を知る必要があるのではないかと思い、今回は「アメリカ文化」を選択しました。
アメリカ文化の授業では主に歴史、価値観そして音楽について学びました。歴史の授業で最も面白いと思ったのはフィールドトリップです。ボストンはアメリカの建国に欠かせない場所になっており、アメリカに住み着いた人が本国イギリスからの重税に反発しアメリカ独立のきっかけとなった場所です。そのため、ボストンの町は歴史的な建築物が数多くあり、それらを自らの目で見て体験することができます。フィールドトリップの中で特に興味深いと思ったのは「ボストン茶会事件博物館(Boston Tea Party Museum)」での出来事です。ここではイギリス産の高い税がついた紅茶をボストンの海に投げ入れることで反発の意思を示したという歴史にのっとり、紅茶が入っていた木箱を海に投げ入れる体験ができます。本物の木箱ではなく木箱の形をしたビニールボールなのですが当時の人々の行動をなぞることができ、とても貴重な体験となりました。
また、座学の授業ではアメリカ人が持つ「自由」の意識がどこからきているかということや、アメリカの歴史に欠かせないアフリカン・アメリカン(かつて奴隷としてアフリカから連れてこられた人々)についての生々しい授業もありました。
授業外の休日にはボストン美術館(MFA)やニューベリーストリートにある教会などの歴史的な場所に加え、クインシーマーケットやニューベリーストリートでショッピングを楽しみました。ボストンの町は歴史的な建物と新しい建物が融合した素敵な街です。外に出てみると日本との違いが明らかになると思います。
寮生活ということもあり、入国当初は慣れない点も多かったですが1か月アメリカで過ごしてみて積極性が増したと感じています。初めはスタバに行って注文することも怖がっていたのですが一度注文できることを体験すればそれが成功体験となり自信につながりました。授業の中で発言するのももちろんのこと、1か月しかない焦りから様々なイベントに参加したことも今となっては自分自身の糧になっていると思います。また、アメリカ文化という授業を通じてアメリカ人の根幹にあるマインドを深く知ることができたので今後はアメリカ人が持つボランティア精神についてもより深い考えを持ち、自分の将来の目標にも活かしていきたいです。