出張講義は高校生との対話?

 6月16日(土)、高校からご依頼を受けて、品川区の小野学園中学・高等学校で、高校1,2年生を対象とした講義をしてきました。初めて降りた西大井の駅で、ドキドキしながら歩いて行くと、キャノンの建物の隣に、少しやさしいいかにも女子高のエントランスのある学校にたどり着きました。
授業のテーマは「国境を超えるってー移民と労働力ー」、学生と実際に研修で行ったEUの域外のウクライナから域内のポーランドへの夜行列車での国境超えの話を思わずしてしまいました。学生にとって、いかに緊張した、そして、今では楽しい思い出となっている国境の話でした。列車の軌道幅が異なるため、列車ごと上に持ち上げられ、異なる車輪との交換、つい熱心に話してしまいました。
生徒は、予め出していた課題を一生懸命やってきてくれていたようで、話かけると少し恥ずかしそうではありましたが、応えが返ってきて、それは嬉しく思いました。
話は、ヨーロッパのスウェーデン、ドイツ、フランス、そして、アメリカの移民について、歴史的な視野を入れながら、パワーポイントでは自分で撮ったたくさんの国境やシェンゲン協定により使用されなくなった国境警備の建物などの写真も紹介、少し、盛りだくさんで、最後は大慌てとなりました。
最後に花束を頂き、感動で無事出張講義を無事に終了しました

(記事:S.S.