【志摩ゼミ(国際関係論)3年】夏期研修旅行

国際関係論3年ゼミでは、夏休みのスタートと同時に、2泊3日の研修旅行に出発しました。
主たる研修先は、福井県敦賀市にある人道の港ムゼウムでした。外務省の外交史料館で見学した史料に基づく記録と人々が到着した港を見に行きました。
ロシア革命後の1920年と1922年に、シベリアで困窮していたポーランド人の孤児を日本が救出し、健康を取り戻した子供たちを彼らの故国ポーランドに送り返したことは、史料にもみられるものです。
シベリアから到着した港が敦賀でした。もうひとつ、敦賀は、リトアニアのカウナスにいた領事代理の杉原千畝氏の発給した通過ビザを携えたユダヤ人が1940年から1941年にかけて上陸した港でもありました。
その後、美しい海原の向こうに見える岬の裏側に原子力発電所があることを地図で確認し、金沢に移動しました。金沢では、元光葉同窓会の石川支部長のご案内で、金沢の東茶屋街を見学、また、猛暑にもかかわらず、精力的に21世紀美術館、兼六園など歩き回りました。
3日目は、金沢を早朝バスで出発、白川郷、高山、松本を経由して新宿で解散というスケジュール、バスの移動や白川郷、高山では多くの外国人観光客に出会いました。たまたま、乗り合わせた上海からきたという学生と同年代の方には、上海留学の経験のある学生と話をしたりと、多彩な経験ができました。
学生の感想を以下に紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

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とても楽しく充実した3日間でした。
敦賀・ムゼウムは、最近杉原千畝が映画になったことで有名になりましたが、それ以前にもポーランド孤児を助けていた地であったことなど初めて知ることも多かったです。ユダヤ人難民の腕時計が展示してあり、「命のビザ」の話に改めて実感を感じました。
金沢は初めて行きましたが、どこも美味しく美しく楽しく!と、魅力的な土地でした。
白川郷や高山では古き良き日本を堪能することができました。(松田)

充実した3日間でした!初日は福井県の敦賀へ。おいしい昼食を食べて、敦賀ムゼウムへいきました!敦賀港は、ポーランド孤児、ユダヤ人難民が上陸した日本で唯一の港だそうです。その時のエピソードや資料が展示されていて、孤児・難民の心苦しい状況や、敦賀の人々のあたたかさ、当時の孤児・難民たちを応援している姿が目に浮かび、大きな感動がわきました。2日目は石川県金沢を観光し、3日目は岐阜県高山の白川郷へ。
今回のゼミ研修旅行では日本の新たな一面を発見し、豊かな自然、歴史を学び、日本の美しさ、平和の尊さを感じました。敦賀・金沢・高山・松本の魅力を堪能できて、3日間たのしかったです!最高の夏休みのはじまりでした!(金村)

私はあまり県外に旅行に行くことがないので、3日間に4県も回ったのは初めての経験でした。
杉原千畝の映画を鑑賞したので、敦賀ムゼウムを訪れたことはとても勉強になりました。実際に千畝が発行した命のビザの複製を見て、「本当に千畝のビザがユダヤ人家族の命を救ったのだ」という実感が湧きました。ポーランドの民族衣装も初めて見ましたが、とても可愛かったので印象に残っています。
白川郷では合掌造りの家々が自然と融合した美しさを、高山では古い街並みを目で見て楽しむことができました。美味しいご飯やお菓子も堪能できて充実した3日間の旅でした!(岡村)

私にとって初めての敦賀、金沢、高山、松本でした!!
敦賀ではムゼウムを訪れましたが、DVDを見ていたためか、とても親近感の湧く場所に感じました。私にとってひと昔前の日本というのは、外国にあまり親切にしない、関わらないというイメージを持っていました。しかし、そのイメージとは正反対で、遠い国にいるユダヤ人の人たちを助けていたという事実にとても感動しました。ムゼウム内には昔の多くの写真が展示されていて、その中のポーランドの子供達の写真を見て、助けたことは日本が誇れることだと思いました。
私はこのゼミ研修で、特に金沢が印象に残っていて、たくさんの自然と昔の街並みが残る中、駅や道はとても大きく綺麗で、現代と昔の空間がうまく居合わせている所だと感じました。また行ってみたいです!(坂本)

3日間で敦賀、金沢、白川郷、高山、松本と巡りました。敦賀ではムゼウムに訪れ、前期のゼミで学んだ大戦中の杉原千畝の活躍を身近に感じることができました。ムゼウムのすぐ近くの港で実際に子供たちが日本に上陸したことも知り、今まで馴染みのなかった敦賀がとても素敵な土地だと思うようになりました。
金沢や高山なども情緒ある街並みが綺麗でした。また外国人の観光客がとても多く、日本が世界から注目されている観光地だと実感しました。食べ物も全て美味しく、絶対にまた行きたい土地になりました。(高口)

3日間で4県も訪れるという、観るところ盛りだくさんの充実したゼミ研修でした。
1日目の敦賀で行った敦賀ムゼウムでは、事前に映画『杉原千畝』を観ていたので資料の理解がしやすかったです。館内で流れていた杉原千畝に関するDVDの中に出てきた、杉原千畝の記念碑があるボストン・テンプルエメスに行ったことがあります。杉原千畝メモリアルと称された式典には大勢の人が正装をして参列し、その式で流れたDVDの中でも杉原千畝に感謝をしている人たちがたくさん出てきて、感動したのを思い出しました。
2日目の金沢では、海鮮丼や和菓子など食べたもの全てが美味しかったです。特に金沢城公園の庵でいただいたお抹茶は最高でした。
3日間の白川郷、高山、松本でも、日本文化の美しさを感じることができました。3日間では足りないと思うほど魅力的な場所に行くことができてよかったです。(内山)

ゼミ合宿の3日間はどれも充実したものでした。1日目で訪れた敦賀ムゼウムでは、千畝の発給した日本通過ビザの現物やユダヤ人の過酷な道程の記録などがあり、DVDの話がより鮮明に記憶されました。ポーランドの孤児たちへの積極的な支援の逸話もあり、「命の大切さ」「平和の尊さ」を感じることが出来ました。2・3日目では、お茶や合掌造りを通じて和の様式美と繊細さに触れ、改めてその素晴らしさを知ることが出来ました。このように三日間のゼミ合宿は豊富な経験を与えてくれました。(平林)

私は今回初めて金沢や敦賀に行きました。とても充実した3日でした。DVDを見る時間がなく、見れなかったのですが、ムゼウムを訪れユダヤ人の過去を見て、とても心が痛みました。そして綺麗な自然や、昔並みの建物や、風景にとても感銘を受けました。日本の素晴らしさを改めて感じました。お城の構造も、上から見えたり攻撃できるように作られていたのが印象的でした。ご飯もとても美味しく、花火も見れたり満足したゼミ合宿でした。(佐々木)