今、大学は春休み中ですが、今日は後期に受講した授業「現代都市事情」の紹介をしたいと思います。私たちは授業の中で2つの課題を通して東京の都市事情について、グループでリサーチ・分析・プレゼンを行いました。
1つめの課題は「住みたいまち」
まずグループに分かれて調査地域を決め、住みやすさの視点で特徴をリサーチし、昭和女子大学のある三軒茶屋と比較しました。
教室でのグループ発表は、地域の特色が表れる興味引かれるプレゼンも多くありました。
共通点・相違点をどう分かりやすく伝えるか、どのような発表にすれば興味を持ってもらえるかなど、”発表”を工夫することについても勉強になりました。
2つ目の課題は、エリアマネジメントについて。
既存の再開発事例を各自選択し、エリアマネジメントについてレポートにまとめ、基礎知識をつけてから、二子玉川ライズへの提案を行うものでした。
まずは二子玉川ライズの事前調査を実施。
自分で挙げた他の再開発地と比べながら、二子玉川ライズがどのような目的・経緯で完成されたのかをリサーチ。
調べていくごとに「再開発」「エリアマネジメント」というものが地域の人々、来客者、そして自然環境に与える影響がどんなに重要なものなのかを深く知ることができました。
レポートにまとめた後、授業に東急電鉄の二子玉川ライズ担当者の方がゲストスピーカーとしていらっしゃり、ライズの取り組みを講義してくださいました。
授業の後半では、「こんな所を作ってほしい」「こんなイベントを行って欲しい」など、グループで話し合い、東急の方に提案。貴重な経験でした。
私たちのグループは6つの提案をしました。
①近隣に大学が多いため、自然の落ち着ける環境を利用した学習スペースを作る、子どもに勉強を教えるボランティア活動も行う、図書館も隣接する
②2月バレンタイン料理教室(時間帯で年齢層を分ける)チョコレート販売を企業と提携をして行う
③たまこサーキット:以前にも開催されたという車(模型・ミニカーの展示)に加え、子ども向けに大会形式のサーキットを開く
④駐車場のデジタル化:駐車券などにICチップを埋め込み、ライズ内に設置されたデジタル掲示版で駐車位置を確認できるサービス(駐車場内事故や混雑対策を期待)
⑤コストパフォーマンスの良いフードコート:学生の集客数を増やす目的
⑥宣伝を効果的に行うために専用アプリを作る
などとイベント会場をどこでやるのかも細かく考え、たくさんの提案をしました。
また、他のグループの発表も高齢者向けのイベントや環境教育、ゲームセンターを作る、若者の向けのショップを入れるなど私たちのグループでは浮かばなかった提案も多くあり、とても面白い授業でした。
この提案で私たちのグループは、東急電鉄の方に一番良い発表として選んで頂き、二子玉川ライズスケート場無料券を頂きました。まさか選ばれるとは想像もしていませんでしたが、「発表の仕方、提案も具体的でよかった」と好評を頂き、とても嬉しかったです。
この授業を通して、「調べること」「伝えること」この2つの大切さを特に学びました。
普段疑問に思っていても「調べる」までには行動が進まないことがよくあると思います。しかし、ちょっとしたことでも少しでも調べてみることで新しい発見があるということに気づかされました。そして、誰かに自分の考えを伝えることは何か新しいアイデアに繋がるということを改めて知りました。
また、発表を通してどう効果的に相手に伝えるかを工夫することは今回の授業を通してとても力になりました。
(記事:1年 豊田)