授業紹介「アーカイブズ論」

 

本日は、田中均先生の「アーカイブズ論」の授業をご紹介します。

この授業では、情報技術(IT)が急速に発達する中で、情報の保存はどう在るべきか、どういった媒体に保存するべきか、そもそも保存する価値のある情報とは一体何なのかといったメディアの根源的な問いを皆で考えていきます。

 

これらは決して万能な答えのある問いではありませんし、授業の中でもただ一つの正解が求められるわけでは決してありません。しかし、古文書の散逸からGoogle Earthまで、豊富な事例を通して情報と記録について考えることで、自分なりの見通しを持つことができるようになります。

先生が投げかけた問いや問題意識を出発点に、話し合ったり発表を行ったり、ざっくばらんな楽しい雰囲気です。

普段、何気なく使っているスマートフォンや、紙の本を図書館で借りて読むという行為など、日常生活と密接に結びついているメディアを新鮮な気持ちで見つめ直すことができるようになりますよ!

メディアと言うと、テレビや新聞の報道、本・漫画・雑誌の中身など、そのコンテンツ(内容)を思い浮かべがちですが、メディアそれ自体に注目する視点を得ることができる授業です。

 

(現代3年 N.T)