現代教養学科では、必修科目として「社会をみる目」の授業が行われます。この授業は、高校までの教科書に基づいた内容を教わるのとは大きく違い、教科書はなく正解も定まっていない授業です。教育、学校、就活、婚活、犯罪、宗教、権力など様々なテーマについて学生同士で議論し、ランダムで当たった人が全員の前でグループ内や自分の意見を伝えます。その後、授業を担当されているシム先生からこれまでとは考え方が変わるような視点で解説が行われます。毎回の授業を受けるたびに頭の中に「?」がたくさん浮かび、ディスカッションと先生によるトークを通して、さらに多くの「!」が生まれます。
そのような大学ならではの学びを受けられるこの授業ですが、7月には外部講師として、企業研修などもされている、ローレルゲート株式会社の代表取締役であられる守屋麻樹先生をお招きして「私をみる目」と題した自分自身を知ることや、物事の捉え方を変えるといった内容で授業をしていただきました。講師の方の実体験を聞いたり、学生同士でお互いのこれまでの歩みとそれに対するフィードバックを伝え合ったりするなど、授業を受講していなかったら気づくことのできなかった新たな視点を得ることができ、新たな発見と「!」につながりました!
授業で語り合うことによって、自分のことや過去を見つめ直したためか、学生の中には涙を流した者がいました。それだけにこの授業は学生の心をつかんだのです。また、口から発する言葉は言霊となって自分の心や行動に影響を与え、他者をみる目まで大きく変わってしまう可能性があることも学びました。
これまでの経験を糧に、自分の「好きなこと」「得意なこと」と「大切にしたいこと」を考えつつ、自分の未来をどう変えていくかは結局自分次第だということも、守屋先生は教えてくださいました。守屋先生、とても楽しい授業で刺激がたくさんいただきました。本当にありがとうございました!
記事:1年・奥村