こんにちは!2年の市場です。引き続き、シンガポールで行った国際社会調査研修について簡単にご報告しますね。2日目の午前中は、Institute of Technical Education(略称ITE、技術教育校)の見学に行ってきました。最新設備の整った校内を見学し、感じたことをまとめたので、読んでいただけると嬉しいです。
まず初めは、ITEの特徴とシンガポールの教育のあり方について、ITEの国際パートナーシップ首席官兼教師資格学院院長(とてもお偉い方!)による説明をいただきました。シンガポール全国で3校しかないITEはいずれも大規模のキャンパスを持っていて、私たちが訪問したのはチャンギ空港にも近いITE College Eastでした。ITEは日本の専門学校と似た部分もあり、ホスピタリティやデジタルテクノロジー、美容技術など数多くのコースが設置されています。一方で、授業料の96%以上を国が負担することや、一般社会人も同じように実践的な学びを受けられる、という日本とは異なる教育体制の違いに感銘を受けました。また、日本の現状との比較を交えたお話を聞くことができ、新たな知識を得る貴重な機会となりました。
左:豪華な会議室でITEの首席官からお話を聞かせていただきました!
右:シム先生と首席官の方(背景はITE College Eastの広いキャンパスの写真)
その後は、実際に校内を案内していただきました。初めに見学した学部共通の施設である“Connectivity Solutions Lab”では、最新のデジタル技術を活用して解決策を見出す教育が行われていました。実際に教室内には、赤ちゃんの取り違えを防止するために作られた装置などが置いてありました。
次に見学したビジネス・サービス学部の“Wellness Centre”は、ネイルやヘアケアなどの美容技術について、本物のようなセッティングで実践的に学ぶ環境になっていました。また、部活動時にも使用されていることや、外部の方もエステのお客様として体験できることから、人気の施設であることを実感しました。
そして最後に見学した“Horticulture Technology Hub”では、園芸テクノロジーや都市農業について学生が熱心に学んでいました。水などの管理も含め、全て機械が行っている技術に衝撃を受けました。最後には、この仕組みで育てた野菜を生で試食させていただき、興味深くて美味しい体験となりました!
2日目の主な活動報告は以上です。次回はSPH Mediaという最大手新聞社での報告を掲載しますので、ぜひこちらもご覧くださいね!最後まで読んでいただきありがとうございました!
記事:2年・市場