みなさんこんにちは!
現代教養学科1年の井口流依です。
今回は現代教養学科1年生の必修科目である「メディアをみる目」(担当教員:西川順子)で、ゲスト講師の方をお招きしました。「我が国の国際社会における広報活動~内閣広報官としての活動からの教訓~」というテーマのもと、四方敬之(しかたのりゆき)内閣広報官と、総理大臣官邸国際広報室に勤務されている椎名玲奈(しいなれいな)さんのお二人に講話して頂きました。このゲスト講義では、内閣官房の広報活動とはどういうものなのか、また現在の職に就くまでお二人が経験してきたことをお話頂きました。今回のブログでは、この2点についてお伝えしていきます。
はじめに内閣官房が行う広報活動について学んだことをご紹介します!
みなさんは「広報活動」と聞いて、何を思い浮かべますか?
私は、中学校や高校など学校の広報誌を頭に浮かべていました。PTAの方が学校行事をまとめてくれるあの冊子です。
では、内閣官房では、いったいどんな広報活動をしているのでしょうか。
それは「政府の政策を国民や外国に向けて分かりやすく伝える」ことです。
国際社会の理解を得たり、日本からのメッセージを広めたりするための広報活動です。他にも日本の持つ価値や魅力の発信や、偽情報への対応を含め、正しく理解してもらうことなど様々な役割を担っています。
政府が発信すべき情報なのか、優先度の高いテーマは何なのか、どの国を対象にするか、タイミングや活用すべきツールは何かなどを考慮しながら海外の人々や私たちに情報を届けていることを知ることが出来ました。
講義の後半には、お二人が国際広報の職に就くまでの経験をお話しいただきました。話の中で共通していた点は「色々なことに興味を持って挑戦し、自分の知見を広めることが大切」という考え方でした。狭いコミュニティーの中では気付きにくいこともありますが、海外に行くことや母国語以外の言語を学ぶことで視野が一気に広がることを学びました。
この講義を通して、広報活動にはこれまでの自分の経験値が大きく影響していくのだと知りました。自分が持っている識見が多いほど、誰に何をどのようにして発信していけばよいかを考えられるようになるのだと思いました。広報活動の考え方は、学校の授業やプレゼン、SNSの利用時にも役立ちます。物事を相手に伝える際には今回の講義で得た知識を活かしたいです。
(現代教養学科1年 井口流依)