【鶴田ゼミ】自然と命の大切さを学ぶ「神さまと海と森の教室」へ

こんにちは。鶴田ゼミ3年の米丸・古越・木村です。
5/12(日)に瀬田玉川神社で行われた第6回「神さまと海と森の教室」に参加してきました!

今回は、先生とゼミ生4名、大学院生3名で二子玉川駅に集合。途中、柳小路や砧線中耕駅跡、治大夫橋などを見学しながら、瀬田玉川神社に向いました。


この「神さまと海と森の教室」は、「森の教室」「海の教室」「神さまの教室」でそれぞれに専門家の方が先生役となり、環境と地域コミュニティ、そして”命とは何か”を学ぶことを目的としたイベントです。地域の子どもたちなどを対象に朝から1日、ワークショップ形式で楽しく学ぶ教室になっていました。私たちはイベントのサポートを行う中で、今まで触れる機会のなかったことや、改めて知ることなど、大学生の私たちにとっても学びの多い一日でした。

 

「森の教室」
森の教室では、林学博士の西野文貴さんから、森には3つの機能があるということを実際に自然と触れ合いながら教えていただきました。
その3つの機能とは、①生き物②見ため③防災です。森があることで生き物が生息することができ、それは、私たちが生活できることにも繋がっています。また、生活に緑がないと人間は不安になると言われています。人間が快適に過ごすために部屋のなかにも緑を取り入れたりしますよね。

みなさん『鎮守の森』という言葉を聞いたことがありますか?

これは、神社の境内やその周辺に参道や社殿を囲むように植えられたり、自生している森林のことを指します。東日本大震災では、地震や津波で多くの建物が流されたなか、何百年も前に植えた木々が地域を守ってくれる役割を果たし、この森だけは流されずに残りました。瀬田玉川神社にも境内に大きな「スダジイ」という木があります。とても立派な木なのでぜひ足を運んで実際に見てみてください!このお話を聞き、今ある森林を大切にしようと思うと同時に、何百年も生きる木の子どもが身近に存在する尊さにも気が付くことができました。

「海の教室」
海の教室では豊洲市場で活躍されている生田與克さんから身近な魚の例を通して命について教えていただきました。漁業の仕方や魚の種類、特徴の違いをクイズ形式にすることで楽しく知ることが出来ました。魚は人と同じで生きていて動いている。それでも、人間が生きていくために獲って捌いて食べている。魚を獲るために漁に出て亡くなる人もいる。日常では中々意識できていないが、私たちの生活には多くの命がかかっていること、命の尊さ大切さに気付かされました。

「神さまの教室」
神さまの教室では、禰宜の高橋知明さんから日本の神さま・神社・皇室についての講義が行われました。教室は高学年生向けと低学年生向けで2回行われ、私たちは低学年生向けの回に参加させていただきました。神さまについて楽しく、分かりやすく学べるように、古事記の紙芝居や、しめ縄づくりのプログラムがありました。

お正月に自宅の玄関や神棚などにしめ縄を飾る方も多いのではないでしょうか。皆さんは、しめ縄の本来の意味をご存じですか?しめ縄は神さまのいる聖域の堺などに張られ、聖と俗との堺を示すものです。今回は母の日ということもあり、「竈神(かまどのかみ)」という、主に各家の火を扱う場所にいる神様をお祀りするためのしめ縄を作りました。神さまの教室に参加させていただき、正しい参拝の作法や神社の歴史など私たちもはじめて知ることが多く、とても勉強になりました。

今回の参加者の皆さまの中には、以前にも教室に参加したことがある方が約半数ほどいらっしゃり、二子玉川という都会で神社の歴史を学び、自然に触れられる、この教室が、参加者の方や地域の方にとって貴重な場になっていることが分かりました。
今回参加させていただき、私たちも様々な恩恵を受けて命があることを学び、命の尊さを実感しました。

ゼミの活動として今回が、初めて地域の方や子どもたちと関わる機会となり、多くの学びを得ました。今回の経験を今後のゼミ活動に活かしていきたいと思います!
最後に、禰宜の高橋さんをはじめ、講師の皆さま、ボランティアスタッフの皆さま、ありがとうございました!

(記事:米丸・古越・木村)