授業紹介【アート・マネージメント】地域×アート×〇〇!?

みなさんこんにちは!
現代教養学科3年の寺内陽香です。

ここ数日、暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
水分補給をこまめにしつつ、体調管理に気を付けましょう!

突然ですが、ここでクイズです!
こちらの写真の彫刻作品がどこにあり、誰の作品か分かりますか?

今回ご一緒するアーティストの安達裕美佳さんに、作品と同じポーズを取っていただきました!

正解は、昭和女子大学の1号館と8号館の間にある、建畠覚造(たてはた・かくぞう)作の「二人の像」でした!
建畠覚造は、第二次世界大戦後の日本で抽象彫刻制作を推し進めた第一人者です。彼の作品は、20世紀のイギリスを代表する彫刻家ヘンリー・ムーアから影響を受けています。

撮影:笹谷美佳 箱根・彫刻の森美術館公式サイトから引用
https://www.hakone-oam.or.jp/permanent/henrymoore
2024年7月9日閲覧

こちらの作品は、箱根にある彫刻の森美術館でみられるヘンリー・ムーアの「ファミリー・グループ」(1948-49 ブロンズ)です。先程クイズの写真で見た、建畠覚造の「二人の像」と似ているように感じられます。
実はここだけではなく、昭和女子大学のキャンパス内には、アート作品が至る所に飾られています。しかし、大学に通っている学生にも、そういった作品があること自体、知られていないのが現状です。
学生にとって、大学という身近な場所にアート作品が存在すると “気づく” ことができれば、自分の知らなかった世界がさらに広がるのではないでしょうか。

さて、私はなぜ “気づく” を強調したのか…
それは、今年開催するアート・イベントでキーワードとなるからです!

7月4日の「アート・マネージメントⅠ」の授業では、今回ご一緒するアーティストの安達さんにもご参加いただき、アート・イベント計画のミーティングを行いました。

これまでの講義では、「地域×アート×〇〇」の〇〇に当たる部分を受講生みんなで意見を出し合い、安達さんとともに考えてきました。
その結果、今年のアートイベントのテーマが「地域×アート×気づき」となりました!

様々なジャンルのテーマが案として上がったのですが、全てに通ずるものとして、何事も「気づき」から始まるということで、このキーワードになりました。まずはアートの存在に、また、それを通して新たな価値観に気づいて欲しい、という願いが込められています。
さらに、今年はまちなかアート・スタンプラリーの企画を予定しています。そこで、三軒茶屋の街を歩き、街の雰囲気や知らなかったお店などへの気づきや、飾られたアートに対して感じ取った気づきも、イベントを通して体感していただければと考えています。

「地域×アート×気づき」のテーマのもと、今回行うイベントの名前や、イベントを行う目的・目標、ターゲットを受講生みんなで意見を出し合いました。

前期の間に、スタンプラリーの場所の下見や、企画内容を細かく詰めていく予定です。
今年のアート・イベントはどのようになっていくのか!? 乞うご期待です!