現代教養学科のオープンキャンパス!7月の報告と8月の予告

みなさん、こんにちは。CLA Reporters & Magazine 3年生の加藤と、現代教養学科オープンキャンパス担当教員の相です。昭和女子大学では6月から8月まで毎月、そして3月に、それぞれオープンキャンパスを開催しています。今回は7月分の報告と、8月分の予告をまとめてお送りします。

現代教養学科では、午前と午後に各1回「学科説明・体験授業・学生プレゼン」を40分間に収めたイベントを実施しています。午前午後は同一内容で、普段学科の授業でよく使う1号館4S32教室で行われます。

7月の体験授業は見山教授による『「ドラえもん思考」から学ぶ経営社会学』でした。

「ドラえもん思考」とは何かの部分から、来場者の皆さんは興味津々の様子でした。近年 様々な分野で話題になっている人工知能・Alはデータ分析に基づく論理的思考が得意です。企業などの意思決定でもこうした思考が重視されます。しかし、Al全盛の時代に人間に求められるものは感性ではないでしょうか。体験授業では、ドン・ノーマンの人間中心設計と、サイモン・シネックのコールデンサークル論を用いて「ドラえもん思考」の考察を行い、「なぜ」から生まれる発想が必要であることを考えていきました。逆転の思考を持ち、「なにを」、「どうやって」という結論を求めるのではなく、まず疑問を示すことがマーケティングを考える上で必要不可欠なスキルです。

現代教養学科では、感性と論理性を自在に行き来する循環思考ができる人材を育てています。そんな学びの一例として、デザイン思考についてこの体験授業では考えました。

学生プレゼンのテーマは『社会調査士』でした。社会調査土とは、社会の実態を理解するための調査方法や分析方法とその解釈の方法を体系的に学んだことを示す民間資格です。現代教養学科では、社会調査士資格取得を目指せる科目群を提供しており、毎年多くの学生が履修しています。今回のプレゼンは、調査や分析の理論そして実践に関する授業の内容と、その学びが自分自身の進路決定やキャリアパスにどのように影響したかについて、4年生2 名によるトーク形式で進行しました。

多くのご来場者でにぎわう4S32教室

見山教授の体験授業

社会調査士に関する学生プレゼン 

 

8月は17日と18日、土日連続してオープンキャンパスが行われます。17日の体験授業は、マンガ研究を専門とする杉本准教授による『なぜ、日本では大人がたくさんマンガを読むのか?』です。学生プレゼンのテーマは、プロジェクト紹介です。具体的には、魚沼三茶ゆいプロジェクトとチョコレート映画祭に関わっている学生が登壇します。

8月18日の体験授業は、地域コミュニティ論を専門とする古市教授による『なぜ、社会には「居場所」が必要なのか。』です。学生プレゼンのテーマは、社会調査研修です。毎年夏休み期間を利用して現地を訪問し、様々な社会課題を実体験してくる授業です。昨年度のシンガポール編と今年度の京都編、それぞれの参加学生が調査テーマや研修内容をお話しします。

8号館1階の学生ホールでは、全ての学科が集まってパネル展示などを行っています。現代教養学科は、正門側の入口から学生ホールに入って右手の中ほどです。

現代教養学科のパネル展示は、教員紹介、学びの領域、社会調査士関連科目やフィールドワークを中心とした社会調査研修など個別の授業の紹介のほか、多彩なプロジェクト活動、留学の状況、卒業後に向けたキャリア形成に関するものなど多岐に渡ります。動画、ウェブページ、活動報告書・調査報告書など、学生たちが授業やプロジェクト活動で制作したコンテンツも充実しているのが特徴です。

    学生ホール展示の様子         学生ホールでは現役学生がお出迎えします

また、学生ホールでは現役の現代教養学科の学生や教員に自由に質問や相談ができます。 6月、7月とも、多くのご来場者が学生ホールで学生スタッフと懇談していました。皆さん 滞在時間が長く、熱心に質問されていたのが印象的でした。学科説明・学生プレゼンの前後に、ぜひ学生ホールの展示にもお立ち寄りください。

次回のオープンキャンパスは、8月17日と18日です。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。