*昭和女子大学現代教養学科では、毎年1・3年生合同で神奈川県の東明学林、2年生は単独で千葉県の望秀海浜学寮という大学の学寮施設を訪れる研修を行います。本記事は1・3年生合同の学寮研修の第1弾記事です!
こんにちは、現代教養学科の学生メディア・CLA Reporters & Magazineです!
現代教養学科の1年生と3年生は、10月8日(水)から10月10日(金)に、神奈川県足柄上郡にある東明学林で学寮研修を行いました。
「学寮研修」とは、昭和女子大学の特色の一つである学科ごとに行われる宿泊型研修で、最大の特徴は、研修の企画、運営が全て学生に委ねられていることです。
本記事では、東明学林での3日間の生活の様子を、初めての学寮研修を終えた1年生の視点からお届けします!
〇出発前の期待と不安〇
学寮研修に参加する前、私たち1年生は不安を感じていました。その理由は、事前のホームルームで学寮研修について、内容に関する説明はありましたが、どのような雰囲気で行われるのかは想像ができなかったからです。
しかし、終わってから振り返ってみると、普段関わらない人とも一緒に学ぶことができて充実した3日間になりました。本記事では、学寮初参加の1年生の視点から3日間で取り組んだことを紹介していきます。(鴨川侑奈)
〈学寮1日目〉
〇御殿場プレミアム・アウトレットの視察〇
学寮研修1日目は天気も良く、お買い物日和の中で御殿場プレミアム・アウトレットを訪れました。施設内を散策しながら、地域活性やまちづくりについて考え、スロープやペットを預けられる施設など、多様な来訪者への配慮を感じました。都市ブランド形成や観光客による地域経済の活性化も感じられた一方、今後は地元住民も交流できる場づくりが重要だと思いました。景色もきれいで、学びと楽しさの両方を味わうことができ、充実した時間となりました!(大城一花)

〇着寮〇
アウトレット視察後は、学寮の宿泊施設「東明学林」へ向かいます。到着後、最初に着寮式が行われました。3日間お世話になる学寮の職員さんの紹介を受けたあと、学寮を企画・運営する3年生の委員長からのお話がありました。その後、緊急時に備えた避難訓練を実施し、避難経路を確認しました。
学年ごとに割り振られた8人部屋でゆっくり過ごしながら、入浴や荷解きを行います。部屋のグループにはまだ話したことがない同級生もいましたが、学寮をきっかけとして仲良くなれたことがとても嬉しかったです。(鴨川侑奈)


〈学寮2日目〉
〇御殿場プレミアム・アウトレット視察での学びの共有と発表〇
学寮2日目では、1日目の御殿場での視察を通じて考えたことなどを共有しました。まずは、1・3年生合同のグループに分かれ、情報共有を行いました。

学年によって物事の考え方が異なり、多角的に物事を捉えた意見が出たことで、お互いに新しい視点を学ぶことができました。グループディスカッション後は、全体で各グループの意見発表を行いました。学生からは、「多様性」「グローバル化」などのワードを使った意見が多く見られました。視察共有での新たな気づきから得た視点を講義だけでなく、これからのプロジェクトやゼミ、ボランティアなどの活動に活かしていきたいです。(横井愛弓)

〇映画〇
昼食後は映画鑑賞も行いました。今回鑑賞した映画は、『青春18×2 君へと続く道』です。
この映画は、台湾の青年ジミーと日本の女性アミの青春と再会の物語を通し、異文化間の交流のリアルな描写や、文化や価値観の違いがどう感情や行動に影響を与えるのかが描かれています。国際理解や異文化コミュニケーションを映画を通して体感し、学ぶきっかけになるとして学寮委員により選出されました。文化や言語の壁を越え、相手を理解しようとする2人の姿がとても印象的で、短い瞬間でも大切に生きる尊さを感じさせる作品でした。鑑賞後には、グループで2人が持つ異なる文化背景が及ぼす影響について話し合いました。(横井愛弓)