9月2日(土)理科教育研究プロジェクトによる研究会を開催しました

日時:9月2日(土)14:00~17:00
場所:1号館3階3L37教室
講師成城学園初等学校教諭 古野 博 氏
参加者:10名
テーマ大陸移動と古代生物
  油粘土とお湯で柔らかくなる樹脂を使ってアンモナイトの化石の型どりをしました。そこに石膏を流し込みます。 固まるまでの間、講師の古野さんから、探究的な学びを引き起こすプログラム作りについて話を伺いました。
  まず、化石レプリカづくりについてでは、なぜレプリカを作るのかその意味についてや、なぜ石膏が固まるのか考えました。ヒントとなる石膏の結晶を見せてもらいました。透明で光をあてると中が輝きました。これを熱すると水蒸気がたくさん出ます。焼いて粉にした石膏だから、水を加えると水和という反応によって固まることが分かりました。
  また、エベレスト山の頂上付近でアンモナイトの化石が見つかる理由を、子どもはどのように予想するか考えました。ヒントとなるのは、化石を調べるとわかる大陸移動という考え方です。ヒマラヤ山脈はインドが大陸にぶつかって持ち上がったと考えられています。
  最後に、乾いた石膏を取り出し色を付けます。油粘土でも上手にできました。色付けで活躍するのはなんとインスタントコーヒーの粉です。この粉で、本物の化石のように色付けができました。