2010年3月

女性文化研究所紀要第37号を刊行 [2010年03月30日(火)]

このたび、『昭和女子大学女性文化研究所紀要』第37号を刊行いたしました。各タイトル・執筆者等、目次は以下の通りです。

目 次
■論文
ロシアの人口問題―少子化対策として導入された「母親資本」の影響―(田畑朋子)
『ボストン』に見られる「新しい女性(ニューウーマン)」(中島祥子)
「青鞜」の歌人―原田琴子(一)―(高橋美織)
■研究ノート
「既婚女性が就業継続するか否かを決定する理由」および「役割分担に対する男女の考えと女性の働き方」について―「男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査」報告書から―(杉田あけみ)
「聴こえない・聴こえにくい子ども」の子育て―人工内耳がもたらした可能性―(星野友美子)
■翻訳
マリアンネ・ヴェーバー著「結婚理想と婚姻法」(1914)(掛川典子)
■海外文献紹介
きこえない女性の人生(吉田仁美)
■講演
ドイツ女性の現在と日本の印象(マリー‐ルイーゼ・シュミット)
■第1回(2008年度)昭和女子大学女性文化研究賞・昭和女子大学女性文化研究奨励賞(坂東眞理子基金)
■第20回女性学公開講座
社会へはばたくあななたちへ 女性リーダーたちの応援メッセージ
―キャリアビジョンをまず描こう!! その4-
基調講演(山口積恵)
テーマ別グル―プ討論報告(リーダーシップ111キャリアサポート委員会) 

 

紀要をご希望のかたは、研究所にお申し込みください。
連絡先:03-3411-5096(女性文化研究所)

女性文化研究叢書第七集を刊行 [2010年03月23日(火)]

このたび、昭和女子大学女性文化研究所編『女性文化研究叢書第七集 女性と仕事』(御茶の水書房)を刊行いたしました。「女性」と「仕事」との関わりを、14名の執筆者が様々な視点から論考しています。全国の書店で販売しておりますので、ぜひとも、お手にとってご覧ください。 

  

 

 

 

 

 

 

 
『女性文化研究叢書第七集 女性と仕事』
昭和女子大学女性文化研究所編
御茶の水書房(2010年2月25日刊行)
定価:4600円+税

女性文化研究所第121回研究会を開催しました [2010年03月10日(水)]

2月24日(水)、女性文化研究所の研究員・特別研究員による、女性文化研究所第121回研究会「研究員・特別研究員研究報告会」を学園本部館中会議室にて開催しました。

女性文化研究所の学際的な領域を象徴するように、報告のテーマは「多重債務者支援」「女性とキャリア」「女性と聴覚障害」「アメリカ文学」と幅広く、すでに論文として発表したもの、これから発表するものの途中報告などを、お話いただきました。どの発表からも、研究に対する熱意と真摯な姿勢が伝わってきまし た。会場には、在学生・大学院生、教員が多く集い、それぞれの研究成果を興味深く傾聴し、また的確な質問をするなど、発表者たちを激励している姿が印象的でした。
発表タイトルと発表者は以下のとおりです。

1.社会的経済による多重債務者支援事業についての調査概要
  (宮坂順子・女性文化研究所研究員)

2.長期勤続女性従業員の管理職への意欲と企業の女性人材育成への期待
  (渡邉祐子・女性文化研究所特別研究員)

3.米国のDeaf Women に関する研究動向
  (吉田仁美・女性文化研究所特別研究員)

4.Carson McCullersのClock Without Hands―マッカラーズの描く思春期の少年たち
  (廣田純子・女性文化研究所特別研究員)

  

  

 

 

女性文化研究所第120回研究会を開催しました [2010年03月02日(火)]

1月26日(火)、女性文化研究所第120回研究会が「八代集の梅香詠―春部の“恋歌”を中心に―」と題とする胡秀敏准教授(昭和女子大学日本語日本文学科)による発表のもとに、大学1号館2階会議室に於いて開催されました。

胡先生は、梅香を人事に関連付けて詠むという点で漢詩・和歌が共有しながら、漢詩は「残り香」に志を託すという方向に展開したが、和歌は梅花に“心で感じ る”香りを聞き、その「移り香」にある種の艶かしさを見出し、梅香と袖の薫香を結びつけ、一つの美的配合にまで昇華させたことを丁寧に述べられ、この美意識は八代集に綿々と詠み継がれ、なかでも後拾遺集、新古今集の春部に梅香を詠み込んだ“恋歌”が収められているところに注目され、撰者たちの配列意図に薫 物文化の影響と物語享受の時代的背景が反映されたことを論じられました。

研究会には教員と多くの学生が出席し、熱心に先生のお話に耳を傾け、発表後も有益な意見交換がなされました。先生ご所持の煉香「梅が香」を見せていただき、参加者は梅の香に直に触れる雅びな機会を持ちました。