2010年7月

女性文化研究所第123回研究会を開催しました [2010年07月16日(金)]

7月12日(月)、学園本部館3階中会議室において「現代中国における女性の就業問題―出稼ぎ労働者を中心に」と題し、小原江里香氏(津田塾大学学芸学部国際関係学科助教)による発表が行われました。

小原先生はこの3月まで本学で非常勤講師として中国語の授業をご担当されており、久しぶりに訪れた学校に懐かしいとの感想を語っていらっしゃいました。

研究発表は多くのデータを提示し、様々な視点から中国の出稼ぎ労働者についてせまり、参加者に多面的な理解を促してくれました。
特に、農村(まるで都市のように工業団地が並んだ農村)への出稼ぎの調査を中心に行っている小原氏の発表は、一般的な農村から都市への出稼ぎとは違う状況があることや、変化し続ける中国の現状などを考えるきっかけを与えてくれました。

                   

女性文化研究所第122回研究会を開催しました [2010年07月02日(金)]

6月29日(火)、「アカデミアにおける男女共同参画推進-東京大学の場合」と題し都河明子氏(前東京大学男女共同参画オフィス教授)による発表が行われました。

まず、少子高齢化が一層進む将来を考慮すると、これまでの男性中心とした人材の確保には限界があり、人口の半分を占める女性の頭脳を活用しないことは大きな損失であること。女性の雇用数を着実に伸ばしている企業に比べ、大学や研究機関での取り組みに遅れが見られることが報告されました。
続いて、もっとも女性の割合が低い科学技術分野における女性研究者の育成には、研究者への支援だけでなく、子供のころから理科教育に対する関心を高める必要があるなど、きめ細かく、息の長い施策が必要であるとのお話がありました。
また、事態改善のためには学内外を問わずネットワークを構築し、多くの人が協力してことに当たることが大切であることが示されました。
わかりやすいデーターの提示と、実践者ならではの力強い報告にうなずきながら聞き入る参加者の姿が印象的でした。