読書会を開催しました

11月26日(金)、大学1号館会議室において、読書会を開催しました。

今回は「第2回(2009年度)昭和女子大学女性文化研究賞候補作を読む」をテーマにした第2回目。岸田依子女性文化研究所所員をコーディネーターに『女神の末裔:日本古典文学から辿る<さすらい>の性』(小林とし子著、笠間書院)を取り上げました。

読書会は、評論、研究、そして読み物を融合したような形でわかりやすく興味をそそる本書から、『とわずがたり』を扱ったⅡ章「さすらいを生きる」を中心にして進められました。単に内容を読むだけでなく、考える材料を提供してくれる本の見方と活用を学ぶ機会ともなりました。最後は、世界的にもまれな「女性が書くという文化」の歴史と伝統に思いを巡らせながら、盛り上がりつつ楽しい時間を終了しました。