読書会を開催しました

1月20日(木)、学園本部館第1会議室において、読書会を開催しました。

「第2回(2009年度)昭和女子大学女性文化研究賞候補作を読む」をテーマにした第3回目。上野和子女性文化研究所所員をコーディネーターに『クィア物語論‐近代アメリカ小説のクローゼット分析』(松下千雅子著、人文書院)を取り上げました。

今後の文学研究において無視することが出来ない、テクストの読み方である「クィア・リーディング」という比較的新しい技法を用いて、ヘンリー・ジェイムズ、ウィラ・ギャザー、ヘミングウェイの作品を分析しまとめ上げた著作を題材に、参加者で議論が進みました。過去には禁じられたり、権力問題などの関係で隠されてきたものが、社会の変化により今後どのようになっていくのか、話は尽きることなく時間いっぱいまで白熱して続けられました。