第125回定例研究会を開催しました

 1月28日(金)研究館7L02教室において「科学する女性たちへ-先輩からのメッセージ」と題し、生活機構研究科特任教授である木村修一先生と島田淳子先生からお話をうかがいました。

木村修一先生からは「女のいも-リンゴと一緒に日本に渡ったアメリカホドイモ」と題し、青森県の農家で嫁たちが井戸端会議で食べ、女性の間だけで伝え続けられた、いも(アメリカホドイモ=アピオス)についてお話をいただきました。最後に参加者全員で試食もさせていただき、ためになるだけでなく、おいしく、楽しい時間を皆で共有しました。

 島田淳子先生からは「科学する女性たちへ-先輩からのメッセージ」と題し、女性研究者としてこれまでのご苦労や、女性が働き続けていくためのコツなどをお話いただきました。苦労も明るく笑い飛ばすように話される先生のお人柄を反映してか、終始和やかながら、勇気づけられる言葉が胸に刻まれた時間となりました。

今春大学を去られる両先生には、長きに渡り女性文化研究所にご尽力を賜り心より感謝申し上げます。多くの人を魅了するこうしたお話をうかがう機会がなくなってしまうことは残念というよりほかにことばがみつかりません。研究会終了後、いつまでも先生とのお話や写真撮影が続いたことが何よりそれを物語っているようでした。