第126回定例研究会を開催しました

2011年3月24日学園本部中会議室において「研究員・特別研究員報告会」を開催し、2名の方が研究の成果等について報告を行いました。

報告者:吉田仁美(女性文化研究所研究員・福祉社会学科助教)
題 目:「ろう・難聴女性のエンパワメント」
 まず、今年度の研究報告として著書『高等教育における聴覚障害者の自立支援:ユニバーサル・インクルーシブデザインの可能性』と、第3回国際ユニバーサルデザイン会議の口頭発表「聴覚障害者のインクルーシブな環境構築に必要なこと」について報告があった。 続いてスタッフとして参加したろう女性史編さんプロジェクトとその成果物であるDVDと冊子の紹介がなされた。
 積極的な活動により、多くの期待と注目を集めているであろうことをうかがい知ることのできる報告であった。

報告者:中田親子(女性文化研究所特別研究員)
題 目:「生田長江の創作‐戯曲を中心に‐」
  多くの資料をもとに、これまで研究された長江の戯曲とその周辺についての報告がなされた。報告を聞いた聴衆から、質問と共に今後の課題についての助言が示され、研究の歩をさらに進めるきっかけとなったようであった。