6月30日(木)、大学1号館2階会議室において、読書会を開催しました。
「第3回(2010年)昭和女子大学女性文化研究賞候補作を読む」をテーマにした本年度最初の読書会。掛川典子女性文化研究所副所長をコーディネーターに『断髪する女たち:1920年代のスペイン社会とモダンガール』(磯山久美子著、新宿書院)を取り上げました。
『モダンガールと植民地的近代:東アジアにおける帝国・資本・ジェンダー』(伊藤るり・坂元ひろ子・T.E.バーロウ編、岩波書店)も併用し、1920年代のモダンガールについて資料を中心に解説していただきました。図版の利用と気さくでわかりやすいお話に、くつろいだ雰囲気の中、会は楽しく進められて行きました。女性文化研究賞受賞作『主婦の誕生』にも触れ、日本のモダンガールについても話が弾みました。国や文化による女性史の違いを知る良いきっかけとなりました。