第15回昭和女子大学女性文化研究賞・同研究奨励賞(坂東眞理子基金)の贈呈式並びに研究賞受賞者講演を2023年6月1日(木)17時から実施しました。
コロナ禍の制約がとれた贈呈式には、受賞者のご関係者・一般参加者・学生・社会人院生・教職員が多数お集まりくださり、選考委員でもある武川恵子女性文化研究所長の司会で進行しました。
冒頭に選考委員長の坂東眞理子総長からごあいさつがありました。
はじめに、研究賞受賞者の佐藤文香氏(一橋大学大学院 社会学研究科教授)『女性兵士という難問:ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学』 (慶應義塾大学出版会)に対し、志摩園子選考委員の選考報告に続き、選考委員長の坂東眞理子総長より賞状と賞金の贈呈が行われました。
第15回昭和女子大学女性文化研究賞 「女性文化研究賞」選考報告はこちらをクリックするとご覧いただけます
次に、研究奨励賞受賞者の遠藤由紀子氏(昭和女子大学非常勤講師・女性文化研究所研究員)『会津藩家老・山川家の近代:大山捨松とその姉妹たち』(雄山閣)に対し、福田委千代選考委員の選考報告に続き、選考委員長の坂東眞理子総長より賞状と賞金の贈呈が行われました。
第15回昭和女子大学女性文化研究奨励賞 「女性文化研究奨励賞」選考報告はこちらをクリックするとご覧いただけます
今世紀の複雑化した「戦争とジェンダーの関係」の中で、「女性兵士という難問」をあるがままに見つめるという研究の視点に至った軌跡に感銘を受けました。80名を越えるご来席の多くの方々が、深く聞き入っていることが印象的でした。
女性文化研究賞受賞の佐藤文香氏
講演終了後は、選考委員の北本佳子女性文化研究所副所長の司会で、関係者での祝賀会を行いました。受賞者の佐藤様、遠藤様のごあいさつと、研究賞受賞作の出版に尽力された慶應義塾大学出版会の上村和馬様、受賞者関係者より一橋大学名誉教授の伊藤るり様、また奨励賞受賞作の出版に尽力された雄山閣の八木崇様、昭和女子大学歴史文化学科大谷津早苗教授にご祝辞をいただきました。受賞を共に喜びあい、次回作への決意溢れるおことばが続く、パワフルで楽しい時間となりました。