英語、通訳・翻訳等を担当している柏木です。実は私の大学時代の専攻は法律で、まったく英語とは関係ありません。英語を本格的に勉強しはじめたのは米国のコロンビア大学の大学院に進学を決めた時で、すでに20代の半ばでした。ほとんど「辞書を抱いて寝る」生活を送り、めでたく大学院での勉強が始まったのですが、何せ本での受験勉強しかしていません。始めのころは「えっ、LとRって発音が違うの??」ぐらいの低いレベルで、教授の授業も半分しか理解できない、自分の言うことはわかってもらえない、の涙、涙の毎日でした。
時間とともに少しずつ慣れ、泣くことも少なくなった時点で学位取得・卒業、帰国しましたが、その時点でも自分の言いたいことを自由に英語で表現できる状態からはほど遠かったと思います。よく英語の先生で「英語で考えなさい、日本語で考えるからダメなのよ」という人がいますが、それって無理。これまで20何年か(学生だと10何年かですね)の間、その言語で考え、知識を蓄えてきた母国語を全く忘れて、急に外国語で考えられるわけがありません。
ではどうしたら良いのか。答えはとてもシンプルです。とにかくあきらめずに大量に英語を読み、聞き、できるだけ英語を話したり、書いたりする機会を作ることです。良い先生をみつけ、自分の間違いを必要に応じて指摘してもらえればさらに効果的でしょう。キーワードは「あきらめない」「継続」「毎日やる」ですね。あと、辞書とはお友達になってください。できたら電子辞書ではなく紙辞書。
よく言われるのですが、英語は少しずつ着実には伸びていきません。階段状のように、全然進歩が感じられない時期が続き、それでもあきらめずに努力をしていると、ある日、「あれっ」という手ごたえが感じられる日がきます。
[英語を学び始めたころの
第二弾、乞うご期待!
[柏木(o^冖^o)]