国際協力NGOプラン・ジャパンの本部・世田谷事務所でインターンシップを体験した先輩による報告会が開かれました。インターンシップをやってみたいと思ったきっかけ、インターンシップ受入団体の活動概要、実習の内容などが報告されました。
実習期間は2014年9月1日からのべ7日間と短期間でしたが、途上国の女の子たちが学校に行けるように政府に働きかけるアドボカシーやキャンペーン、そ れに関連する読書感想文コンクールの審査資料づくり、高校への出張授業、など多岐にわたる活動のサポートを行ない、多くの学びがありました。
次の点が感想としてあげられました。
- 中高生たちの熱い思いに感動。
- 小さな力が積み重なって大きな力となる。
- 協力することの大切さ
- 日本人だからこそ、日本だからこそできることがある。
- 女子教育の必要性を深く学んだ。
発表はノーベル賞を受賞したマララさんのことばで締めくくられました。
1人の子どもと1人の教師1本のペンと1冊の本が世界を変える
[米倉]
***下記は学生自身による活動についての感想***
私は 9月 1日から 12 日まで、のべ一週間、三軒茶屋にあるプラン・ジャパンで短期インターンシップを行いました。
この度のインターンシップの主な業務は「夏休み読書感想文コンクール」に関するもので、具体的には、中高生の読書感想文を仕分けて、コピーしたり、人数内訳を集計したりすることでした。
この業務を通して、様々なことが分かりました。現在プラン・ジャパンは途上国の女の子に対して積極的に力を注いでおり、「世界の女の子に、生きていく力を」というスローガンの下、問題提起や女子の権利向上を目指しています。
今年度の読書感想文コンクールの課題図書は、マララ・ユザイフさんに関する本が二冊あり、彼女を通して積極的に女子教育の大切さを日本の若者たちに伝えようとしていることが分かりました。
そして、プラン・ジャパンの呼びかけに対する中高生の反応に、私は胸が熱くなりました。全国の中学高校から感想文が集まり、生徒それぞれがしっかりと本の 内容をかみしめている感想文が送られてきていたからです。「日本との違いに唖然とした」「あまりのことに言葉がでない」と驚きながらも、世界の現状を知 り、これからも勉強に励んでいくという内容がたくさんありました。
先ずは知るという機会を与え、自分の言葉で考えさせる、そしてもっと知るために更に深く自分から学んでいく・・・。これが、開発教育のひとつのスタイルではないかなと思います。
今回の業務を通して、開発教育の在り方についても学んでいると同時に、生徒たちの女子教育に対する関心の高さに驚きました。
その他、実習内容は、
- パネル作成用の写真印刷およびラミート加工
- プラン・ジャパン活動報告アンケートの集計
- 「Because I am a girl 」キャンペー用チラシ封入・発送作業
- 高校への出張授業サポート
でし た。
I.H