授業紹介:「国際社会入門」

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国際社会は2000年に、すべての子どもと大人が基礎教育を受けられるよう「Education for All(万人のための教育)」を2015年までに達成することを約束しました。しかし2015年の今も世界には小学校に行けない子どもが5780万人、読み書きができない大人が7億8100万人います。この現状を世界中で同じ時期に学び、教育の大切さについて考える市民によるイベント「世界一大きな授業」に、「国際社会入門」の授業で80人が参加しました。

世界一大きな授業に参加

この国際的なキャンペーンは、「すべての子どもに教育を」をメッセージに、2003年に始まり、今年も100カ国以上で市民団体が協力し、4月26日~5月31日まで、いっせいにアクションをとり、各国政府に解決策を提案し働きかけます。[教育協力NGOネットワーク(JNNE)<http://www.jnne.org/gce/>参照]

こうした参加型の体験学習、途上国や世界の現状を知り、グループ・ディスカッションをし、政策提言活動を試みることは、開発教育・地球市民教育と呼ばれ、参加者も、より理解が深まり、印象に残るようです。

学生からは、小学校に行けない子どもや読み書きができない大人がこんなに多くいるとは知らなかった、自分が恵まれていることがわかった、などの感想が多く聞かれました。また国会議員や首相への解決策の提案には、こうした途上国の現状を小さい時から学校で教えると良い、もっと政府開発援助を基礎教育へ、途上国政府もしっかり基礎教育をするべき、などの意見がでました。

米倉