私は「幼い難民を考える会」というNPOで6日間インターンシップをしました。私がNPOでインターンシップをしようと思った理由は、就業体験をしたいということと共に、国際協力に興味があったからです。
「幼い難民を考える会」はカンボジアや、被災地で子供たちの生活の支援と女性が自立できるように支援しているNPO団体です。
6日間のインターンシップ期間中には様々な業務を体験させてもらいました。中でも印象的だったのは布チョッキンの型紙作りです。布チョッキンとは子どもの遊具が不足しているカンボジアに人形とボールを届けるために企業や団体または個人の方々に遊具づくりをお手伝いいただいている活動です。協力してくださる方々には型紙に沿って布を切ってもらいます。またその完成個数に応じて募金もお願いしています。裁断してもらった布はカンボジアに送られ、カンボジアの女性たちが縫製をし、現金収入を得ることが出来ます。完成した遊具は子供たちのもとへと届けられます。
インターンシップの期間の間に、ある企業から布チョッキンをしたいという連絡が来ました。大勢が参加するということで、すでにあるものより多くの型紙が必要となりました。その日の夕方までに用意しなければならず時間がない中でしたが、その企業は以前から布チョッキンに協力してくださっているとのことで、急なお願いにもできるだけ応えられるようにしていると代表の方はおっしゃっていました。NPO法人は非営利団体ということで企業などからの支援がやはり重要になってきます。そのために、支援してくれる団体とのつながりやかかわり方が大切になってくるとインターンシップに参加したことによって肌で感じることが出来ました。
また、布チョッキンに協力してくださった団体には報告書を送っているということも聞きました。その報告書作りもさせてもらいました。報告書には切ってもらった布がカンボジアに送られ、完成した遊具が子どもたちのもとへと届く過程の写真を添付します。報告書は感謝の気持ちを伝えると同時に、次回の協力へとつながってくるということで重要だということもわかりました。この布チョッキンの業務を通してNPOの活動が様々な企業や団体の協力と共に行われているということが分かりました。
「幼い難民を考える会」でのインターンシップを通して、様々な業務を体験させていただいたことで働くということが自分の中で明確になりました。また、NPO法人でインターンシップをしたことで、NPOについて授業で学んだことが、実際に行われていたのを目にすることもできました。一般企業ではなく、NPO法人である「幼い難民を考える会」でインターンシップをしたからこそ、体験できたことが多くあったと感じました。
☆I.M.☆