今夏に行われた「カンボジア海外教育研修プログラム」の体験報告会が開かれました。
国際学科から2名が他学科の学生と共にカンボジアを訪れました。カンボジアが直面する課題とその歴史的背景、社会・文化を学び、現地の人々と共に協働し、現地の人々に本当に役に立つ国際協力のあり方を考えました。
カンボジアでは、主に2つの教育ボランティア活動を行いました。第一に本学の協定校の王立プノンペン大学日本語学科で、大学生を対象に日本語会話の授業を行いました。そしてプノンペン大学の学生と交流会を開き、お互いの国の社会や文化について理解を深めました。第二に首都プノンペン市内の小学校で日本文化や遊びを紹介し、英語の授業を行いました。授業を準備し、実施することは大変な面もありましたが、大学生や子ども達との交流は貴重な体験となりました。
またカンボジアの歴史や文化を学ぶため、トゥール・スレン虐殺犯罪博物館、チュンエク大量虐殺センターを訪れ、国立博物館、王宮、伝統舞踊を鑑賞しました。
さらに国際協力について理解を深めるため、社会起業として、①NyoNyum(ニョニュム)ショップ(生活情報誌、手工芸品生産販売)や②KURATA PEPPERショップ(有機胡椒生産・加工・販売)を訪れました。またNGOによる支援の例として①ストリートチルドレンを支援する「Friends」レストランと手工芸品ショップを訪問し、②保育活動と女性の自立を支援する「幼い難民を考える会」事務所と織物ショップを訪問しました。
実習の事前学習をご指導いただいた先生方、去年、カンボジア研修に参加した学生、将来、参加してみたいと思っている学生達などが発表に耳を傾けました。
米倉