発展途上国の子どもを支援する国際協力団体でのインターンシップ(就業体験)を経験した学生4名による最終報告会を国際学科で開催しました。学生達は今夏に2名ずつ、「公益財団法人 プラン・インターナショナル・ジャパン」と「特定非営利活動法人 幼い難民を考える会」の東京の本部事務所にてインターンシップ体験をさせていただきました。
プラン・インターナショナル・ジャパンは、世界50か国以上で子どもの権利を推進し、貧困や差別のない「すべての子どもたちが能力を最大限に発揮できる世界の実現」、特に女子が差別されない社会の実現をめざして活動する国際NGOです。インターンシップでは、学生達は主に中高生を対象にした読書感想文コンクールのお手伝いをさせていただきました。今回の体験を通し、途上国の女性達の苦難について知ると同時にプラン・インターナショナル・ジャパンが状況や人々の意識を変えようとする活動を学びました。また多くの中高生が途上国の女子についての課題読書を読み、しっかりと感想文を書いていたことから、読書感想文コンクールを行なう意義を感じたそうです。また学生自身が、もっと主体的に行動すべきであった、自分の主体性のなさに気づき、新たな自分を発見する機会となったと話していたことが印象に残りました。
幼い難民を考える会は、主にカンボジアで幼い子どもたち、また女性の自立支援のため活動を行なっているNGOです。1980年にタイの難民キャンプで設立され、現在はカンボジア国内と日本の東日本大震災の被災地の子ども達の支援を行なっています。学生達は現場の活動を支える東京事務所の多岐に渡る仕事、たとえばおやつ募金についての企画提案、布製のお人形づくりのための布チョッキンの型紙作り、Facebookやホームページの記事作成などのお手伝いをさせていただきました。この体験を通し、人とのつながりの大切さ、企業の社会貢献活動などの他、国際協力を行なうNGO活動について、学ぶことが多かったとのことでした。
米倉