第4期生・スペイン留学便り ~アルカラ大学アルカリングア 3月編・その3~

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<今教わっている先生について>
私は今授業を担当している先生たちが大好きです。その先生は二人とも教育実習生の人たちで、年齢も私達に近いです。その為、先生でもあり、私たちのお姉さんのような存在でした。先生はクラスの雰囲気をよくするためにワッツアップというラインのようなアプリでグループを作り、熱心に話しかけてくれました。また放課後はカラオケに行こうとみんなを誘ってくれました。中国人の生徒のためにアルカラに住んでいる中国人を紹介いてくれました。これは私達にとっても、たくさん勉強すれば彼のように流暢にスペイン語を話せるようになるんだという希望をもらいました。そしてこの先生は教科書に出てくることだけではなく、スペイン人の文化や考え方も教えてくださいました。特に若者言葉はとても為になりました。実際に現地の人と話していてよく使うのはこのような言葉だからです。日本にいては学ぶことができなかったことばかりなのでとてもいい先生に巡り合えたなと思います。

担任の先生と
成績表をもらう日に、クラスメイトと先生で

<留学して感じた日本との違い、カルチャーショックを教えてください>
やはりカルチャーショックは時間にルーズなことです。スペインに来る前から聞いてはいましたが予想以上で驚きました。交通機関の遅れはよくあることですし、イベントはよく開催時間が遅れます。例えば、この前参加したコンサートでは30分ほど開演時間が遅れました。私達日本人からしたらこんなに遅れたらイライラしてきますが、スペイン人は何も気にしていない様子で、遅れることに関するアナウンスもありません。スペイン人にとって15分までの遅刻は普通なのだそうです。また、物乞いの多さにもカルチャーショックを受けました。通行路や教会の前、スーパーの前によくいます。そして電車の中にもいます。電車の中で歌ったり、ティッシュを配っています。スペイン人が彼らにお金を渡している姿をよく見ます。きっと考え方や宗教観が日本人と違うのだと思います。私はスペイン人のように小さなことを気にしないほうがストレスを感じないので良いなと思いました。スペイン人の良いところをどんどん真似していこうと思います。

 

<留学をして半年が経ちましたが、留学前と比べ自分自身が成長していると感じることはありますか。具体例をあげて記入してください>
発言する力がついたと思います。まず授業は会話や意見を言うことで進んでいくので意見を言わなくてはいけません。日本にいるときはほとんど発言することはありませんでしたが、今は少しでも多く学びたくて発言するように心がけています。またスペイン人やほかの国の人にとって日本人の顔は表情がわかりにくいと聞いたことがあり、また他国の人は日本人と違い雰囲気で会話はしないため、家族や友達と話すときは自分の意思を伝えるために発言をたくさんすることを心がけています。帰国までもう少しとなってしまいました。後悔しないように友達をたくさん作り、成長して帰りたいと思います。

クラスで撮った写真
ママが作ってくれたアラブのスイーツを同居のアルゼンチン人の子たちと食べた時の様子

☆M・Y☆