2020年12月5日(土)に、全国学生韓国語スピーチコンテスト 2020年度大会(主催:駐日韓国大使館韓国文化院、神田外語大学)が開催され、国際学科4年生の武田佳純さんが奨励賞を受賞しました。
<感想>
2020年12月5日(土)に、全国学生韓国語スピーチコンテスト 2020年度大会(主催:駐日韓国大使館韓国文化院、神田外語大学)で奨励賞を受賞しました。コンテストはコロナウィルス感染予防のため、出場者一人につき付添人一人という小規模での開催となりました。今回、私は『韓国人の速さ』をテーマに、韓国人の少しせっかちな性格を表す『パルリパルリ文化』(パルリパルリは韓国語で「早く早く」という意味)について、留学中のエピソードを交えながらスピーチをしました。このテーマを選んだ理由は、韓国に行ったことのある日本人、日本に来たことのある韓国人なら一度は『パルリパルリ文化』に驚かされた経験があると思い、みんなが共感できる内容だと思ったからです。私は、大学で全くの初心者から韓国語の勉強を始めました。そのため、授業になかなかついていけず、韓国語専攻を選んだことを何度も後悔したことがあります。しかし、先生方のご指導や友人の助けを受けながら諦めずに勉強し続けた結果、今回の受賞に至りました。4年間の集大成として良い結果を残すことができ、とても嬉しく思います。
<スピーチの要約>
韓国留学中の実体験をもとに韓国の『パルリパルリ文化』(急ぐ文化)について私が感じたことや考えたことを発表。一番驚いたことは、バスで起きたことである。日本でバスから降りる時は、降車ボタンを押し、バスがバス停に到着した後、席から立ち上がり、ゆっくりと降車する。しかし、韓国では、バスがバス停に到着する前に後ろのドアに行って、到着を待つ。バス停に到着すると、人々は素早く降りようとし、バスもすぐに出発しようとするので、私は危うく降り損ねそうになった。この経験から、韓国の習慣に従い、バスが到着する前に降りる準備をするようになった。その後、日本に帰国した後、反対に韓国での習慣で、バスがバス停に着く前に降車ボタンを押し、席を立ったところ、運転手さんに「座ってください。バスが到着してから移動してください。」と言われてしまった。また、韓国人の友達はインターネットをする時、インターネットのサイトが開く数秒も待てないことがある。このように全てのことを『パルリパルリ』と急ぐ文化によって、みんなが心の余裕を少しずつ失いつつあるように見えた。みんなが心の中に少し余裕を持って、生きていけたら良いなと思う。
スピーチ大会の詳細はこちら↓
https://www.koreanculture.jp/korean_speaking_2020_tokyo_general.php