2024年11月18日(月)外務省が推進する「日中植林・植樹国際連携事業」の「日中青少年等交流事業」の一環として訪日した、本学の協定校である上海交通大学の大学院生含む学生27名と交流会を開催しました。国際学科から中国語選択の1年生5名、3年生3名、4年生10名、計18名が参加し、相互理解と学術思考を深める主旨で、「恋愛観」「男女平等観」「消費観」「女性の教育」の4つのテーマに分かれて、グループディスカッションをし、その後発表とディベートを行いました。
上海交通大学とのダブル・ディグリー・プログラム(DDP)に参加中で、4年次後期から本学に戻りDDPを続けている学生のコメントをご紹介します。
私が今回意見を述べた「日本における結婚に伴う夫婦同姓/別姓について」という主題は、自身の卒業論文のテーマとしても研究を進めており、大変思い入れの強いものでした。そのテーマに関して、結婚後の改名文化のない中国出身の学生達から、彼らの目線からの、そしてひとりの男性、女性としての意見を直接聞く機会が得られた事を大変嬉しく感じております。また、このテーマについて真剣に考え、討論会の終了後にまでも意見を共有しに来てくれた上海交通大学の学生達には、感謝の念でいっぱいです。今回の交流は1時間程と短いものではありましたが、中国留学を経験してきた学生にとっても、また留学をこれからに控える学生にとっても、参加した全学生がそれぞれの学びを得られた価値のある時間となったと感じております。(4年 礒口可暖さん)
今回の交流会を通じて、嬉しかった事が2つあります。1つ目は上海交通大学留学中に出会った先輩と再会することが出来た事です。2つ目は、母国語ではない中国語で、中国の方と議論や発表ができたことです。交流会では、「消費観」と「女性の教育」などのテーマで中国の学生と率直に意見交換が出来ただけでなく、ディスカッションの内容から文化やバックグラウンドの違いによる価値観の異同を考え、学びの楽しさを感じました。4つのテーマはいずれも普段から関心を持っているもので、議論を通じて新しい視点を得てさらに調べたい気持ちになりました。今後も今回出会った中国の方と交流しながら、卒業論文を一所懸命頑張りたいです(4年 角田碧衣さん)
私は上海から来た学生と消費観と男女平等について話し合いました。また日本の消費観について発表する機会をいただき、学んできた中国語を使い、発表できたことに自分の成長を感じることができました。男女平等については、交流のパートナーとは同じ意見でしたが、他の発表者の話を聞いて、新しい考えを知ることができました。帰国してから授業以外で中国語を使う機会が少なかったので、このような機会をいただけて感謝しております。(4年 荒井陽菜さん)
中国語と英語によるコミュニケーションとディスカッションを通じて、より深い学びにつながるものと期待しています。お越しいただいた上海交通大学の皆さま、企画してくださったCIEのみなさま、ありがとうございました!