【留学アンバサダー・上海】食事文化のいろいろ

国際学科では、留学アンバサダーとして現地からの様子を伝えてもらっています。
今回は、上海交通大学のSさんから頂いたレポートの中から、現地の「食」についてのコラムです。

打包(持ち帰り)と外卖(デリバリーサービス)

一昔前「中国の人は食事をするときに、たくさん頼んでたくさん残すという習慣がある」と
ニュースや友人から聞いていました。
現在もたくさん頼むことは変わらないようですが、
打包をすること(持ち帰ること)で食品ロスなしで食事を行うことができます。
打包は留学生の私も、中国の料理をたくさん頼みたいけれど食べ切れるか不安という心配を解消してくれるため、様々な料理に挑戦できてとても魅力的だと感じています。
また、中間テスト前や期末テスト前、食堂が混雑している時や食堂の営業時間外は
よくデリバリーサービスを使用しています。
日本でデリバリーを利用すると、手数料がかかったりお店に行くよりも高くなることが
多くの人がデリバリーサービスを使うことを躊躇させる原因だと思います。
中国では実際に店舗に行って購入するより安くなるものや割引券・キャンペーンも多くあり、
宅配も早く便利で種類豊富なのが魅力的です。いちばん最初にサービスを利用した際、
本来は40元する
螺蛳粉(ルオスーフン)が1元(20円)で購入できたことが驚きでした。

1元で購入した螺蛳粉!

美团、饿了么の二つのデリバリーサービスが中国では有名で、
その中の一つは上海交通大学の学生が始めたサービスです。
勉強をする学生にとって食堂の混雑があることや食堂の営業時間が短いことで
食事が満足に取れない学生が多いことからデリバリーサービスを築き上げたそうです。

2008年に上海交通大学の卒業生により立ち上げられた饿了么

デリバリーサービスの配達場所は近くの門を指定して運んでもらうのですが、今年4月8日までは
下の写真のようにたくさんの荷物の中から
自分が注文したものを探さなくてはならず探すのに一苦労していました。
4月9日以降からは専門のロッカーが設置され、スマートフォンで鍵を解除することができ
自分の荷物を探しす手間や、取り間違いがなくなりました。
専門のロッカーの導入が決まってから設置されるまでも早く、とても便利だと感じました。

BEFORE
AFTER

Sさんありがとうございます!
新しいものや便利なものをすぐ導入したり、顧客を取り入れる大胆なサービスなど
どことなく中国らしいダイナミックな感じがします♪
日本とはまた違った文化の中で生活すると、当たり前だと思っていたことが
その土地によって異なることがよく分かりますね。

上海に渡航中の学生は、夏休み中は一時帰国をする方も多くいますので
一時帰国中の過ごし方についても今後ご紹介していきますのでお楽しみに!