2008年9月12日・13日の両日、ハノイ国家大学人文社会科学大学において越日外交関係樹立35周年を記念し、「ベトナムにおける日本研究促進にむけて」と題した国際シンポジウムが国際交流基金の助成のもと開催された。ベトナム各地と日本ならびにシンガポール、オーストラリアから日本研究者、ベトナム研究者、日本語教育関係者が集い、興味深い研究発表や調査報告等が行われた。
「日本研究の成果とその課題」というテーマの分科会では、特に若手研究者から優れた日本研究が発表され、今後、アジアの中の日本とベトナムという視点での地域研究の促進が必要であるという課題が認識された。「ベトナムにおける日本研究と人材育成」の分科会では、ベトナムにおける日本語教育の現状が報告され、語学力の育成と専門知識の習得のために、ベトナム国内の機関同士、また日本とベトナムとの間にどのような連携が可能かが話し合われた。(西川寿美)
2008年9月
シンポジウム報告 [2008年09月30日(火)]
第2回ドンラム村観光推進ワークショップ [2008年09月22日(月)]
書籍紹介「ベトナムの歴史」 [2008年09月16日(火)]
ベトナム文化情報観光省文化財局長夫妻で来日 [2008年09月04日(木)]
ダンバンバイ氏が東京大学で8月26日「ベトナムの文化財保存の現状と今後」と題して講演を行った。司会は前東京大学古田元夫副学長。バイ氏は20年以上に渡りベトナムの文化財保存に携わり、日本からのさまざまな協力に感謝していると語った。同氏が来年3月に引退されるとのことで、多年に渡り同氏と協力関係にある日本文化庁と昭和女子大学がご夫妻でお招きした。ホイアン・全国木造民家保存・ドンラム・・・、さらに文化財保存分野でのベトナムと日本との交流促進が期待される。(友田博通)
(左:日刊建設工業新聞8月29日最終面:記事全文紹介)