モンゴル国セレンゲ県ユルー郡カルニコフ匈奴・鮮卑墓群の発掘と保存

ボルジギン・フスレが研究代表者を務める研究プロジェクト「モンゴル国セレンゲ県ユルー郡カルニコフ匈奴・鮮卑墓群の発掘と保存」は、2025年度学長裁量費とプロジェクト予算を得て、7月から8月にかけて、モンゴル国セレンゲ県ユルー郡カルニコフ匈奴・鮮卑墓群で考古学的救済発掘調査を実施した。
発掘調査の暫定的評価として、被葬者6人分の墓地、計20点余りの土器、青銅製の急須と茶碗3点、漆器椀の断片5点、漆塗りの卓の痕跡、4点の木製馬、木製人形、象徴的な木製箱馬車、2人分の衣服の断片、2人分の毛髪の残存物、琥珀製装身具、青色の石製耳飾りの一部、骨製箸3組、土製炉の破片など、多数の遺物が出土したことは、モンゴル史上稀有な事例であるとみなすことができるであろう。墓の外部構造の点で、14号墳の構成は匈奴と鮮卑の中間の特徴を示している。
5か所で採集された動物の骨によるС14による放射性炭素年代測定の結果は,いずれも匈奴・鮮卑時代のものであることを示している。

調査隊のキャンプ

発掘現場

16号墳の墓室