2026年11月1日(日)に昭和女子大学国際文化研究所、モンゴル国科学アカデミー言語文学研究所共催国際学術会議「メディア、芸術とモンゴル語」が本学オーロラホールで開催された。開会にあたり、本研究所の鶴田佳子所長が歓迎の挨拶をし、モンゴル国科学アカデミー言語文学研究所前所長のバトイレードゥイ教授が開会の辞を、本学フフバートル特任教授が趣旨説明を行ったほか、日本モンゴル学会会長松川節大谷大学名誉教授が閉会の辞を述べられた。
現代モンゴル語は20世紀におけるモンゴル民族の特殊な歴史的背景と政治的情勢の中で形成した。それはソ連と中国の間に唯一の独立国家としてモンゴルが存在したことからも理解される。アジア諸国には英語やロシア語に依存する国が多いなか、モンゴル国ではモンゴル語が現代社会の急速な発展に機能しつつある。したがって、社会の変化に敏感に反応するメディアと芸術にモンゴル語がどう対応しているのか、それを考察し、議論することが本国際学会の目的で、モンゴル研究の緊急の課題だった。
研究発表は、コマーシャル、メディア、言語政策、ジェンダー、映画、絵画と造形言語、文学、翻訳、データベース、語源、デジタル化、伝統的生活用語の伝承、国民生活の新語、伝統的文字の教授法など、現代社会生活とモンゴル語にかかわる多岐の内容で、本学会の成果は人工知能の問題をモンゴル語の視点から考察するうえで、また、アジア諸国の言語問題の研究において示唆になる。
学会参加者はモンゴル国からのゲスト10名を含め、約40名で、モンゴル研究を目指す若い方が多く、座敷での懇親会も日本とモンゴルを結ぶ文化交流場になった。