前回に続いて第12回学生選書ツアーで選ばれた本を、推薦した方の文章でご紹介します。
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『若干ちょっと、気になるニホン語』
(請求記号:810.4/Yam)
著者: 山口文憲
筑摩書房 2013年発行
普段何気なく使っている日本語。街中やテレビ、雑誌など様々な場所で目にする日本語。しかし、なかには「あれ?」と目を疑うような日本語を見かけることもあります。そのような、「若干ちょっと、気になる日本語」を集めたものがこの本です。日本語の面白さに触れてほしいと思い、選書しました。
この本の中には、専門用語などは出てきません。なので、誰でも気軽に読めます。しかし、読後は周囲の会話や街中で見かける様々な日本語が気になることでしょう。(sk)
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『美丘』
(請求記号: 913.6/Ish)
著者: 石田衣良
角川文庫 2009年発行
この本を選んだ理由は以前この本の作者である石田衣良さんの別の本を読んだときに面白いと思ったので、もう少しこの作者の本を読んでみようと思いました。しかし、どれから読もうか分かりませんでした。そして、昔見てた石田衣良さん原作でテレビドラマ化された『美丘』があったことを思い出したことがきっかけです。大学生の話なので共感する部分があると思います。(kw)
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『極悪鳥になる夢を見る : 貴志祐介エッセイ集』
(請求記号: 914.6/Kis)
著者: 貴志祐介
青土社 2013年発行
『悪の教典』などで有名なホラー小説家貴志祐介氏の初エッセイ集である。
旅行記や、日常の話では、氏の素顔を垣間見ることができ、バラエティに富んだ内容となっている。
私のお勧めの話は、ストックトンの小説『女か虎か』の新解釈である。今までの女なのかはたまた虎なのか、という考えに囚われない新しい角度からの自由な発想だった。どのような発想を定義したのかは各々の目で確認して頂きたい。
あとがきで氏は「最初で最後のエッセイ集」と記していたが、ファンとしてはぜひまたエッセイ集を読みたいと強く願う。(ライオン)
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紹介された本は、図書館入り口右手の「選書ツアーコーナー」に並んでいます。
皆さんの先輩やお友達が、様々なジャンルから見つけてくれたイチオシの本が並んでいます。
冬休みにゆっくり読みたい方は、今がチャンスですよ!