【本の紹介】しゃばけ


タイトル:しゃばけ
著者:畠中恵
出版社:株式会社 新潮社
出版年:2004.4.1
請求記号:080/Shi/は37-1

ファンタジー小説や、推理小説がお好きな方に、おすすめの本を紹介します。

舞台は江戸。
主人公は、お江戸の大店・薬種問屋のひとり息子の一太郎。
体が弱くて両親から心配されている一太郎ですが、人目を盗んで外出した夜に、人殺しを目撃してしまいました。
それ以来、周囲で奇怪な殺人事件が続きます。

ただの推理小説のようですか?少し違います。

一太郎の周りには、いつも妖怪たちが山ほどいるのです。
一太郎の経営するお店を支える手代二人、怪力な佐吉とハンサムな仁吉も、実は妖怪。頼もしい妖怪、かわいいものから厄介なものまで、個性豊かな仲間がたくさんです。
家族同然の彼らとともに事件解決に動き出した一太郎ですが、その矢先、犯人の刃が襲ってきて…。

幻想と怪奇と推理ものが混ざり合った、不思議で愉快な大江戸人情推理帖。
一度読みだしたら、なかなか止まりません。
シリーズものですが、各巻で一つのストーリーが完結するので読みやすいです。

しゃばけシリーズ第一巻。妖しくも懐かしいお江戸の世界に行ってみませんか。