8/5(月)~8/7(水)と8/19(月)~8/20(火)で図書館インターンシップを行い、本日終了します。
今回は4名の学生が参加しました。
インターンシップでは、利用者教育、ブックハンティング、デジタル資料整備/資料保存、展示・広報業務、選書会、図書館経理・総務業務、レファレンスサービス業務を行いました。
8/7(水)にブログ記事作成・公開業務の一環で、インターンシップの感想の記事を準備してもらいましたので、
ご紹介します。
---------------------------------------------
K.K さん
今回のインターンシップでは、貸出・返却業務、ILL業務、デジタル資料整備など、普段なら体験することのない司書の業務を行いました。どの業務も、利用者に資料を提供するために欠かせないことです。ですが、資料を提供するために何をしているのかというのは、あまり表に出てこない部分だと感じます。そのため、見えない部分で司書さんが利用者のためにどのような工夫を凝らしているのか、これらの業務を通して学ぶことができました。
特に印象的だった業務が、ブックハンティングです。ブックハンティングは学生なら誰でも参加できるイベントですが、今回は司書となったつもりで参加をしました。普段、本を買うときは「自分が読みたいから」という理由で本を購入します。ですが、司書の立場になると「自分のために本を買う」のではなく、「本を長期保存する」「利用者にとって有益である」などの観点を意識する必要があります。この意識から、本は情報資源であり、その資源は利用者のためにあるという感覚が身についたと感じました。
M.M さん
今回のインターンシップでは(まだ三日目ですが)、初日に2F事務室を通って地下書庫1F2Fを含めた図書館全体を見て回り、各場所の説明を受けました。その上でILL、NACSIS-CAの仕組みを学び、「各大学図書館との連携でこの膨大な蔵書データは管理されているのだな」と学びました。
他にも図書館のHPを見直し、特に「資料の探し方:図書」のページにおいて何が足りないか、どう説明を足したら図書館を利用しやすいだろうか、などをインターンシップ生同士で意見交換をしました。「いかに人に親切に説明できるか」の視点で物事を見ることができ、有意義な時間を過ごせたと思います。
各々が一冊ずつ無作為に選んだ蔵書内の雑誌や、外部から依頼された複写の書籍を地下書庫から探し出す作業は大変でしたが、今まで中々地下書庫に降りることもなかったために新鮮でした。今後も開架図書だけでなく、積極的に地下の閉架図書も利用したいと思います。
M.S さん
図書館過程の授業で学習する中で図書館での業務内容を理解していたつもりでしたが、実際行われている業務を体験すると全然違っていました。だからこそ初めて知ることがたくさん多かったです。書架の整理や本の請求ラベル貼りの業務などの仕事を体験して、図書館での仕事だけでなく、図書館自体についてもより深く知るきっかけになりました。中でも一番驚いたことは、展示などに使われる貴重資料の取り扱いやデジタル化の作業についてです。貴重資料として所蔵される物が、絵画など博物館にあるような本以外にもあったことはまったく知らなかったです。普段私が図書館で目にしている図書館員さんの仕事や講義で学ぶ図書館の仕事はほんの一部だったことがよく分かりました。また図書館の業務が学芸員の要素も含むと今回のインターンシップで知ったことは、将来の就きたい仕事を考える上で大変参考になりました。
また今回初めて参加したブックハンティングでは、欲しい本を探しながらも新しい本に出合えるということ、懇親会で参加者の選んだ本を聞く楽しさや神保町の古書店街の豊富さなどを見ることができて、とても内容の濃い経験になりました。
N.M さん
高校時代に区立図書館のインターンシップを行った経験があったので、昭和女子大学図書館も似たような感じだと思っていた。また公共図書館と大学図書館の違いをこの目で見たかったのもあり、このインターンシップに応募した。いざ行ってみると、大学図書館の仕事内容は、公共図書館の仕事内容とは全然違っていて、とても戸惑ってしまった。公共図書館は、貸出・返却を中心に仕事をしていた印象である。そして他の図書館と連携もしていた印象もあった。昭和女子大学図書館では、地下書庫があり、和装本や原本などを厳粛に管理していた。
利用者教育では、地下書庫の使い方について改めて確認し、地下書庫には沢山の貴重な資料があり、大事に扱わないと本はすぐに劣化してしまうということをこの目で見て感じた。
また、ブックハンティングのイベントでは、八木書店の方の話をお伺いする機会があった。本の街である神保町の歴史を沢山知ることが出来て、神保町に対する見方も変わったと私は思う。また図書館について改善案などを他のインターンシップの方々と話し合う機会があり、図書館について熱く議論できたのはとてもよかったと思う。
この調子でインターンシップ後半を乗り切っていきたい。
---------------------------------------------