去る12月14日(月)に、日本文学研究者、国文学研究資料館長のロバート キャンベル先生が図書館に来訪し、本学理事長・総長坂東眞理子先生と図書館長吉田昌志先生の案内で「昭和女子大学創立100周年記念図書館特別展・新収貴重資料展」と近代文庫を見学されました。
展示資料には、近代文庫収蔵の尾崎紅葉筆・泉鏡花旧蔵「尾崎紅葉句軸」、「紅葉先生印譜」、正富汪洋や里見弴の自筆葉書、万亭応賀作・歌川豊国等画「釈迦八相倭文庫」などがあり、尾崎紅葉の俳句や、紅葉の主宰する俳句雑誌のタイトルプランなどの自筆資料に、関心を寄せておられました。
近代文庫は、日本近代文学館等に並ぶ国内屈指の専門図書館と言っても過言ではない昭和女子大学の特殊コレクションです。詩人であり創立者の人見圓吉先生(号は東明)による特殊分類が付与された図書約8万冊、雑誌約5千100タイトルの並ぶ書庫をご案内しました。
短い時間でしたが、近世文学、明治期文学をご専門とされているキャンベル先生に、昭和女子大学の誇る近代文庫をご覧いただけたことをとても嬉しく思います。
***********************************
日本近代文学の宝庫〔近代文庫〕を覗いてみませんか。
近代文庫には、明治初期から昭和戦前期までの近代詩、近代文学全般及びその関連領域である思想、社会、文化等の図書、雑誌、新聞をはじめ、展示資料のような詩人・作家等自筆の歌稿、草稿や原稿、書簡、肉声収録テープ、遺愛品などを収蔵しています。戦後間もない頃に人見先生が詩人であり創立者の人見圓吉先生(号は東明)が学生と共に神田の古書店に通って購入し、また寄贈を受けて収集がいっそう進み、現在も成長し続けています。
※蔵書検索の「高機能検索」で、検索項目に「コレクション区分」と「近代文庫」を選択して検索することができます。
※本学学生は、書庫に入って近代文庫の資料を探すことができます。
※他大学の大学院生の皆さんの利用は、所属図書館を通じてご相談ください。
***********************************
(図書館)