図書館では、毎年9月にインターンシップの学生を受け入れています。
今年度は、4名の学生が図書館の色々な仕事を5日間に渡って体験しました。このインターンを通じて感じたことや、心に残ったことなどをブログ記事にしていただきましたので、2回に分けてご紹介したいと思います✨
これから図書館のインターンシップに参加してみたいな、という学生はぜひ参考にしてください!
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日本語日本文学科 3年 I.Aさん
資料と人の仲介役となって、利用者の学習の手助けをする。司書という職業の、資料を通して人を支えるという性質に惹かれます。利用者として関わっているだけでは分からない図書館の内面を、司書課程での授業以上に知りたいと思い、今年のインターンシップに参加しました。
この五日間、様々な業務に触れましたが、特に印象的だった二つの体験についてお話します。一つめは利用者の快適な施設使用に結びつく施策を考案し、プレゼンするというものです。ペアになって館内を歩き、考えたことを話し合い、時間制限のなかでスライドを作成し、協力しながらプレゼンを行いました。新たな問題点を見つけることは難しく、却ってこれまで見落としていた、工夫の施された図書館の仕組みに気づかされる時間となりました。二つめはレファレンス業務の体験です。司書課程の授業でもレファレンス業務を経験する機会はありましたが、実際の図書館で、司書の方から丁寧なフィードバックを受けながら実践するのは初めてのことで、非常に得難い経験になりました。資料検索を行いながらコミュニケーションも取る、というのが私には難しく、改めて司書の仕事の難しさを感じました。
他にも開館業務や貸出・返却、資料整理などを体験し、実践の多いインターンシップでした。質問の機会も多くあり、図書館の内側を授業以上に知ることが出来たと思います。
日本語日本文学科 3年 H.Kさん
インターンシップに参加したことにより、図書館で働くイメージをより具体的に持つことができたと感じています。司書課程の授業を受け、司書の仕事を少しずつ理解していっているつもりでしたが、実際にインターンシップに参加してみて、今まで考えていた司書像と今考える司書像が少し変化しました。まず、書架移動で大量の本を違う本棚へ一気に移動させることや、本棚の列を整備するために棚の高さを調整するなど力を使うことも多いことに気が付きました。書架移動は実際に行ってみると体力をだいぶ使います。大量の本を一体どうやって管理しているのだろうかと思っていましたが、棚へ入れるために移動をさせていることを知り、図書館の秘密を知ることができたようで嬉しくなりました。図書館に関する広報活動も業務の一環であることも知り、企画を考える発想力やパソコンを使いこなす力も必要であることがわかりました。私は今まで発言や発表することが苦手で避けて過ごしてきていたのですが、参加者が四人だったこともあり、自分の考えを述べることや発表をする機会がありました。不安でしたが、少人数でのインターンシップだからこそ緊張しすぎず過ごすことができました。成長する一歩になったと感じています。
どの業務も説明だけでなく実際に体験したことで、難しさや面白さを知ることができました。今回体験した業務は業務の中のほんの一部ではあったかもしれませんが、授業を受けるだけでなく体を動かして体験することができ、実際の業務に触れられたことがよかったです。図書館業務における様々な面を知った貴重な機会となりました。