2024年度インターンシップ体験記、4人目の紹介です。
今年度のインターンシップ参加者の紹介は今回が最終回となります。
次年度以降に、図書館インターンシップに参加を考えている方は、ぜひご覧ください。
歴史文化学科 3年 三田村 芽衣子
今回、大学図書館のインターンシップに参加させていただきました。
内容としては、開館業務やカウンター業務、ブックハンティング、バックヤードツアー、選書、利用者教育、レファレンスサービス業務、仮展示準備、展示広報業務、デジタル資料整備・資料保存業務、避難訓練、図書館経理・総務業務を体験しました。
中でも開館業務は、体験する前は図書館の鍵を開けるだけというイメージでしたが、実際には、地下書庫の電気をつけ、鍵を開ける、ブックポストに返却された本を回収し、本の返却処理をする、返却された本の配架、新聞の回収などの仕事を朝の短い時間で手際よく行うため、私のイメージを遥かに超える大変さでした。
選書では、どの本を新しく図書館に入れるかを自分たちで考えながら本を選びました。この本を必要としている人はいるか、この本はどこの学科が使いそうか。自分が興味や知識のあるものとは違う分野の本を選書することがとても難しくいい経験になりました。
利用者教育では、図書館をより良くするためには何が必要なのかを考え、自分たちで新しいアイデアを考えました。普段図書館を利用する側なので、図書館を利用してもらう人のことを考えるという新たな視点でとても新鮮でした。その視点から、展示広報では、実際に図書館の利用者を増やすために、図書館で利用できるサービスをポスターにし、様々なところに掲示させていただきました。どうすれば図書館が良くなるのかというインターンシップ前の自分では絶対にありえなかった考え方を知ることが出来ました。
今回、様々な業務を経験させていただき、普段私たちが当たり前に図書館を利用できていることのありがたさを実感することができました。図書館での仕事は本の貸出や整理がほとんどだと思っていましたが、それ以外にも多くのことをされていることを、実際に勤務しておられる皆様が活躍している姿を拝見したことで、知ることが出来ました。また図書館職員の方々は静かで怖いイメージがありましたが、皆さんとても温かく親切にご指導していただきました。自分の知らないことをたくさん学べるとても貴重な5日間でした。