<キャンパス便り>
9月から来日している留学生が日本語の授業で短歌を作りました。
情景をよく詠んでいて、風景が目に浮かぶようです。
どの歌も心情が伝わってきて、来日してたった二ヶ月とは思えないほど、
味わいのある歌ばかりです。
短歌の題材は、日本での体験、望郷の念、友情、日常風景、などです。
ぜひご覧ください。
*+*+*+*+*+*+*
黄昏の渚にかもめ空を舞う帆布を揚げるどこへ行きたい? ハン
寒い夜しとしと雨の帰り道「おかえりなさい」に温もり感じる ウ
初めての新しい日々始まったホストファミリーほんとの家族だ スマイ
江ノ島で波の音聞く夕方はふるさとをよく思い出したよ トム
早い朝携帯振え目が覚めた異国言葉の誕生祝い カキ
あたたかく静かに灯る提灯は客が帰ると寂しいように 呉
うれた柿ぶらぶらもみじすくすくと流れる時間見逃す人々 バン
明け方の静かな小川もう一度兄と一緒に釣りに行きたい ウ
寒い夜明るい道おばあさん傘持ち歩きひとりさびしい ベト
人生は、お金、恋、夢、ぜんぶほしいどこでやめようかんがえている トム
*+*+*+*+*+*+*
(KW)