<枯渇>からの脱出へ

<日文便り>

なかなか梅雨があけないように、夏休みもやって来ません。
高校や他大学は休みになっているでしょうから、電車はすいて楽なのですが。

夏といえば、‟恋のバカンス„を思い出します(あのピーナッツも二人とも亡くなってしまったのですが)。
1960年代、今から半世紀も前のことですが、日本の音楽にも歌謡曲とは一線を画した和製ポップスが前面に躍り出て来た時期です。
懐古趣味ではないのですが、あの当時のようなエネルギーのある新たなものは現在では期待できないのでは。一つのものを創り上げるというのは、口で言うのは簡単ですが、苦しみを伴います。今は枯渇の時期(冬)です。あとどの位経てば再生(春)が訪れるのでしょうか。じっと我慢をするしかないのだと理屈ではわかっていますが。

2016.7.27      From  Shikome