<受験生の方へ>
みなさん、こんにちは。日文の山本です。
今日は、今年度から新しく始まった科目「コースプロジェクト」(通称「日文プロジェクト」)について、ご報告します。
この科目は、日文で学んだことを新しいカタチとして提案、発信するプロジェクトを行うもので、専門科目の単位となります。今年度は2つのプロジェクトが進行しています。
「古文学習教材作成プロジェクト」と「日本文化発信プロジェクト〈狂言〉」です。
まずはその内容を簡単にご紹介します。
一つ目の「古文学習教材作成プロジェクト」は、昨年度から引き続き、行っているもので、「高校で古文を学んだ側の記憶と、日文での専門の学びとを融合させ、新しい古文学習教材を作成するプロジェクト」です。
日本語学がご専門の須永先生が担当です。
古文の単語や文法は苦手という高校生に、手に取ってもらえるような教材を作っています。
昨年度制作した教材は、オープンキャンパスの学科ブースでも展示しています。ぜひ手に取ってみてくださいね。
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もう一つは新たに始まった「日本文化発信プロジェクト〈狂言〉」です。
こちらは「日本文化の新しい発信の仕方を考えるプロジェクト」は、“古典文学(日本の伝統芸能)×日本語教育”のコラボで、日本の伝統芸能の狂言を、より多くの海外の方に興味を持ってもらう方法を考え、発信していくものです。
現在は、本学で学んでいる留学生と意見交換しながら、狂言鑑賞のためのガイドブックを作成しています。日本語教育がご専門の植松先生と古典芸能が専門の山本が担当しています。
そもそも「狂言って何?」という方も多いと思いますが、日本の伝統芸能の中でも、笑いの芸能と呼ばれる「狂言」は、上演時間も短く、内容もシンプルでわかりやすい演劇で、海外での公演でも高く評価されているものです。
この機会にぜひ狂言の魅力に気づいてもらえたらと思います。
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それぞれのプロジェクトは、11月12、13日の秋桜祭での展示に向けて、夏季休暇中も熱心に取り組んでいます。これから、その進捗状況を少しずつこのブログでもお知らせしていきますので、楽しみにしていてください。
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(山本)