<日文便り>
教職履修者を対象として教育実習直前講座を行いました。
こちらは教職課程を履修している3年生を対象に毎年2月に行っている日文主催の教職支援講座です。外部講師をお招きして行っています。
講座では川合正先生から教員としての心構えを、中村敦雄先生からは教材研究の重要性、発問の工夫、板書の方法、授業作りなどを学びました。
川合正先生
丁寧なコミュニケーション力が信頼関係をつくる~教育実習で求められる会話力~
中村敦雄先生
自信を持って教育実習に臨むための教師力養成講座
受講した学生の感想を紹介します。
この講座で生徒一人ひとり違う対応が求められるということが分かりました。ただ考えてきた授業をやるだけでなく生徒との対話を大切にすることがポイントなのだと感じました。生徒が皆同じではない、ということが分かっていても、どのように対応をすればよいのかということが分かっていなかったので、今回の講座で学ぶことができて良かったです。(K・Mさん)
子どもたちと接するうえで、どのような言葉をかけたら信頼関係が作れるか、子どもたちとのやりとりを再現しながら学べたので、教育実習に向けて本当に大切なことを習得できました。(H・Kさん)
国語科の基本である朗読のポイントや小説文の授業の進め方など、今まで分かっていたようで実行できていなかった事柄を確認することができた。特に朗読は国語を苦手とする生徒に対して文章の面白さに引き込むための重要な導入であることを学んだ。この朗読を行うときには、音声言語と文字言語の特性のちがいがあり、生徒が捉えるニュアンスが変わることを覚えておく必要があると思った。
授業の進め方として、なぞり、推論、論評の三つの段階を踏むとスムーズになることが分かった。
教育実習では、今回学んだことを忘れずに、十分な準備をして臨みたい。(U・H)
(KW)