教育実習直前講座を開催しました

<日文便り>

25日(木)、26日(金)に日文の教職を履修している3年生を対象に、教育実習直前講座を行いました。
こちらは毎年に2月に外部講師をお招きして行っている、日文主催の講座です。
今年も川合正先生と中村敦雄先生に教えていただきました。

川合先生の講座、
「生徒との信頼関係構築こそ全てのはじまり~教育実習で求められるコミュニケーション力」では、
教育実習を行うにあたり必要なコミュニケーションについて学びました。
川合先生は、教育実習中に生徒と歳が近いこともあり、
悩みを相談されることもあるとおっしゃっていました。
人によって抱える事情は様々ですが、
まずは相手に寄り添って話を聞くことが重要だということでした。
また、自分一人で抱え込まずに生徒の意志を尊重した上で、
周りに相談をすることも必要だとおっしゃっていました。

途中、子どもの行動に対する声掛け(対応)について、
2人1組になって話し合う時間もありましたが、
生徒が取る行動によって協働するのか傾聴するのかなど、
場面に応じた対応が必要であることを学生たちは学んだようでした。
 

中村先生の講座では、「さつき」(伊集院静著)という話を取り上げて、
教育実習に行ったつもりで教師役の学生が生徒役の学生に向けて発問をしてみるという機会もありました。
学生たちは自分の授業に引き込み考えさせる授業の行い方を学んだようでした。
 

以下、講座を受けた学生の感想です。
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教職課程の授業として受けましたが、親となったときにも役立つと思いました。
意識と無意識の話では、自身の自己肯定感が大切になってくると感じました。
生徒や子供の自己肯定感を上げるために、今回習ったことを意識して取り組みたいと思います。
(NI)

深い!と思う言葉がレジュメ内にも先生のお言葉の中にもたくさんあって大変勉強になりました。
授業内容だけではなく、教師としての接し方も生徒に影響を及ぼすことを再認識しました。
90分があっという間でした。
(II)

コミュニケーションの取り方に信頼を築くコツがあるのだと分かっていましたが、
改めて説明して頂いたためしっかりと理解できました。
(MH)

今まで指導案では自分がやりたいことを書いてきましたが、クラスの特性を反映する大切さを学びました。
また、発問の仕方で推論を投げかけることが自分は苦手だという課題点が見つけられて良かったです。
教科書以外の教材でも授業内容・目標・評価があれば授業になるということを意識して(逆もしかり)
授業を作っていきたいと思います。
(MT)

模擬授業や発問の仕方など実践的なものばかりでとても勉強になりました。
指導案を作ったことはあっても、それを実際の授業として行ったこと、
また、実際に反応をもらうと自分が想定していたものとは異なっていて、
困ったり、逆に感心したりする場面も多くありました。
今回の講義を通して、自分の苦手な部分や実習までに見直すべき部分も見つけることができ、
これから準備するにあたって考えていきたいと思いました。
(MO)
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今回の講座で教育実習への自信がついたのではないでしょうか。
学科一同、応援しています。

(UR)