図書館学課程について [2021年04月20日(火)]

<日文便り>

本学には司書を養成する司書課程、司書教諭を養成する司書教諭課程をあわせて、
図書館学課程と称しています。
この図書館学過程ですが、2021年4月から開設学科が日本語日本文学科となりました。
これを機会に当課程の歴史について触れたいと思います。


かつてこれらを用いて本を検索していました・・・目録カードとカードボックスです。

本学ではまず1960年4月に司書教諭課程が設置されました、
筆者は、当時の卒業生の成績証明書に
「図書館学」と科目名がまとめて記載されているのを見た記憶があります。
続いて24年後の1984年に司書課程が設置され、
司書、司書教諭の両課程をあわせて、図書館学課程と称されることになりました。

当初、当課程は短期大学部国語国文学科に開設され、
高宮秀夫先生と上田友彦先生が担当されました。
その後多くの資格取得者を養成し、就職(図書館、博物館、小・中学校等)にもつなげてきました。


児童サービス論で用いる児童資料です。

しかしながら時代の趨勢に伴う短期大学部の統合により、
開設学科が2003年に短期大学部人間文化学部、
2006年に短期大学部文化創造学科へと変わりました。
残念ながら、短期大学部は2014年に廃止されたために
当課程の開設学科は人間社会学部現代教養学科となり、
そしてこの4月から人間文化学部日本語日本文学科となったわけです。


さわる絵本です。

コロナ渦の昨年、当課程は本学に設置されてから60年という節目の年を迎えました。
まさに還暦、「六十ニシテ耳順(したが)フ」です。
他方、図書館界においては相変わらず資格取得者と就職のアンバランス、
さらには指定管理者制度に関わる問題等様々な問題を抱えています。


機会があったら、ぜひ「さわる絵本」に触ってみてください。

当課程としても常に問題意識を持ちながら、
そして日本語日本文学科をはじめとした本学のみなさんのご意見を「耳順フ」しながら、
当課程として何ができるかを模索し、少しでも飛躍できたらと思っています。

(池田美千絵)